日米文化会館:三大流派が追悼華道展―プライス夫妻、竹かご提供

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作品5点を披露する小原流の展示 

 日米文化会館は、日本の美術品収集家ジョー、悦子プライスさん夫妻が所有する作品の竹かごに華道三大流派の池坊、草月流、小原流が花を生け、

草月流の展示。右の作品は荒尾玉泉さんがカラーリリーを生けた。左は北島蓉幸さんの大作

東日本大震災の犠牲者を追悼する華道展を開催している。展示は5月8日まで開かれ、1日(日)午後1時からは各流派によるレクチャーとワークショップが開かれる。
 展示は当初、竹かご展のみを予定してした。しかし、震災により多くの人が亡くなったため、夫妻と同館芸術部ディレクターの小阪博一さんが話し合い、竹かごに花を生けて弔う華道展とした。
 展示される竹かごは、大小18点。竹の根っこを用いたり、泥を塗り漆で仕上げた作品が目を引く。かごは、プライスさんが野菜やくだものを入れるなどし日常で使用する実用的なものばかり。著名な作者が多く、三代流派の教授が花を生けることで、よりいっそう芸術性を高めている。花は3日毎に取り替えられている。

池坊の岡本湖月さん(左)から説明を受ける小阪ディレクター

 小阪さんは各流派に特徴があり、犠牲者の供養にふさわしい展示と評する。池坊は立花、生花、自由花を駆使して災害からの復興を祈念、草月流は自由な発想で生けて造形美を強調し、自然を大切にする小原流は季節感を表現した作品を並べている。
 竹かご・華道展は、入場無料。ギャラリーの開館時間は火から金曜日が正午から午後5時まで。土、日曜日が午前11時から午後4時まで。月、祝日は休館。
 華道のレクチャーとワークショップで生けた花は、持ち帰ることができる。参加費は20ドル。シニアと学生が18ドル、同館会員は15ドル。
 問い合わせは、電話213・628・2725。
 www.jaccc.org
【永田潤、写真も】

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