25周年のオ郡日系協会:内藤会長ら新役員就任、240人が犠牲者に祈り捧げる

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職務を全うすることを宣誓した新役員たち。右から5人目が内藤ジャック会長

オレンジ郡日系協会の新役員就任式と功労者表彰式が3月26日、シェラトン・アナハイムホテルで行われ、内藤ジャックさんが会長に就任した。会員、来賓合わせおよそ240人が参加する中、今年は創立25周年という節目の年を迎え、皆が記念すべき年に就任した役員と、これまで先人らが築き上げてきた同協会の歴史を祝った。余興で行われたラッフル抽選会とサイレント・オークションでは、その収益の一部を東日本大震災の被災地の復興支援義援金としてユニセフに寄付することが決まっており、参加者一同は被災地の平安を願うとともに、犠牲者の冥福を祈った。   
 式典は日系人女優タムリン・トミタさんの司会で幕を開けた。今年度就任した内藤会長はあいさつで、「オレンジ郡の日系社会を中心に、これからも地域社会に貢献していきたい」と意気込みを語り、今後は「会員相互の親睦」と「次世代の日系社会を担うリーダー育成」に力を入れ、日本語教育の発展や高齢者の健康セミナー、無料インフルエンザ予防接種など、今後もコミュニティーの人々に喜んでもらえることを提供していく姿勢を明らかにした。
 式典では同協会への貢献者と役員経験者、そして日系社会と日本文化普及に尽力した練尾ファミリー、荒谷財団、共同貿易の金井紀年社長に対する功労者表彰式も行われ、それぞれに記念品が授与された。
 来賓として在ロサンゼルス伊原純一総領事が祝辞をのべ、東日本大震災の被災者のために「米国にいる日本人のみならず、多くの人々が義援金を募り、救援物資を送るなどの多大なるサポートを日本に示してくれた」とその協力に感謝の気持ちを示すとともに、日米友好関係の絆を強調した。
 この日会場は、震災の被災者、そして東北地方の復興を願う皆の思いに包まれた。環境保全団体「WWFジャパン」が、世界中の人々が同じ日、同じ時刻に電気を消し、地球温暖化防止を呼び掛けるキャンペーン「Earth Hour」を実施。未曾有の大地震を受け、本来の趣旨に加え、世界中の人々が現地時間の午後8時半から1分間日本の犠牲者のために黙とうを捧げるという動きが起こった。
 式典でも8時半になると、参加者全員が1分間の黙とうを捧げ、海を隔てたカリフォルニアから犠牲者の冥福を祈った。黙とうが終わると、司会のトミタさんは胸に手をあて涙をこらえながら「日本頑張って!」とエールを送った。【吉田純子、写真】

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