JSPACC:被災した障害者を支援、義援金をいわき市の社会福祉法人へ

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マルカイのガーデナ本店前で募金活動をするメンバー。右から3人目がエレジーノ会長


被災地の障害者の様子を伝える新聞記事


 障害を持つ子供を育てる日本人の親の支援グループ「手をつなぐ親の会」(JSPACC)は3日、東日本大震災で被災した福島県いわき市の社会福祉法人「エル・ファロ」を支援するため、南加3カ所で街頭募金活動を行い、計6464ドル08セントを集めた。募金は今月末まで受け付けており、集まった義援金はすべて「エル・ファロ」に送られる。
 今回の募金活動は、2年前にJSPACC内に発足された障害児の兄弟姉妹の会「シブリングの会」が主催、JSPACCが賛同し実現した。
 シブリングの会のエレジーノ翔子会長(19)は震災後、被災した障害者たちが施設内などで孤立している話や、社会性に障害のある自閉症の被災者が避難所への入所を断られた話、また「迷惑がかかるから」と避難所へは行かず、自ら障害のある子供と車の中で被災生活を送る人の話などを耳にし、胸を痛めた。エレジーノさんは、「自閉症の妹を持つ姉として、とても悲しかった。健常者である私は避難所に入れるけど、障害のある妹は入れないなんて、差別以外の何ものでもない」と、被災した障害者支援を目的とした街頭募金を提案した。
 JSPACCの吉山るり子会長はこの提案を快諾。準備に取り掛かったころ、JSPACCの会員でもあり、神奈川県茅ケ崎市で市議を務める和田清さんから、「福島県いわき市の社会福祉法人『エル・ファロ』で行き場を失った障害者と職員が困っている。助けてほしい」と連絡が入ったという。そこで、今回の募金を百パーセント「エル・ファロ」の支援、復興費用に充てることに決めた。
 募金は3日午前10時から午後3時まで、マルカイのウエストロサンゼルス、ガーデナ、アーバインの3店舗前で実施。多くの買い物客が寄付をした。中には、「すでに赤十字に寄付したから」という人もいたが、会員らが被災した障害者を取り巻く状況を説明すると理解を示し、協力してくれたという。
 買い物の帰りに寄付をしたガーデナ在住の女性は、「彼らに被災した障害者の大変な状況を聞くまで、マイノリティーの方々が直面している困難には気付かなかった」と述べ、「がんばって」と声を掛けた。
 JSPACCでは、今月末まで募金を受け付けている。チェックの宛先は「JSPACC」とし、メモ欄に「El Falo Fund」と明記の上、小東京サービスセンター内の同オフィス(c/o Little Tokyo Service Center 231 E. 3rd St., Los Angeles, CA 90013)まで郵送。この義援金は税控除の対象となる。詳細は吉山会長まで、電話626・330・5357。またはメールで―
 [email protected]
【中村良子、写真も】

 
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