USCとUCR:キャンパス内で支援活動、募金や慈善運動も

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USCのキャンパス内では、通りがかった学生が募金の後、旗に応援メッセージを書き込んでいく

東日本大震災の被災者への支援活動は、ロサンゼルス近郊の大学にも広がりを見せている。南カリフォルニア大学(USC)では日本人学生で結成された学生団体「JSA(近藤龍亮代表)」に所属する学生らが中心となり、キャンパス内で募金活動を実施。1957年から宮城県仙台市と姉妹都市提携を結んでいるリバーサイド市でも、カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)の比較文学外国部学部・日本語科の佐藤玲子教授の呼び掛けに学生や地元住民ら60人が賛同し、3月28日〜4月1日までの期間、チャリティーイベントが行われた。
 

授業の合間に立ち寄り、寄付をするUSCの学生

USCのJSAメンバーらはキャンパス内で募金活動を始めるにあたり、リストバンドを1000個注文。被災地への思いを込め「Fight On Japan」の文字を記した。これまでに集まった義援金は1890ドル。全額を米国赤十字社に寄付する。キャンパスを横切る学生の1、2ドルの募金からこれだけの額が集まったことに、「多くの人が被災者の現状に心を痛めていることが伺えた」とメンバーは口を揃える。
 「日本で被災した人々のために何かしたい」この思いがメンバー10人を駆り立てた。
 ブースには中央に「Fight On Japan」と大きく書かれた旗が用意され、募金に訪れた学生たちは被災者に応援メッセージを書き込んでいく。英語だけでなく、中国語やタイ語で書かれたメッセージもあり、国籍を問わず多くの学生の励ましの言葉で埋め尽くされた。旗は後日、被災地へ送られる予定になっているという。
「Fight on!」と書き込んだ中国人学生のロニー・コーさん(国際関係学部4年)は、「想像を絶する地震に恐怖を覚えた。多くの人の命が奪われ、悲しみを隠しきれない」と訴える。タイ人学生のアン・チャプラパチャイさん(国際関係学部4年)は「1日も早い被災地の復興を願っている」と力を込めた。
 

UCリバーサイド校のチャリティーバザーの様子

一方、UCリバーサイド校のチャリティーイベントでは、募金した人に折り紙で鶴の作り方を教える千羽鶴プロジェクトやチャリティーバザーを開催。地元住民お手製の折り紙で作ったくす玉や、漢字を彫ったキャンドルなどが並んだ。
 震災後、同校と姉妹校である東北大学の教授から佐藤教授にメールが届いた。「一番辛いのは、友達や同僚、家、故郷そして家族を失った人がたくさんいること」。この悲痛な言葉が深く胸に刻まれた。
 同校の学生から東北大学の学生に、リバーサイド市民から仙台市民に。「遠い国で皆さんの無事を祈り応援する人がいる。姉妹都市だからこそできる応援のメッセージを届けたい」。活動には参加者全員のそんな思いが込められた。
 1週間で集まった義援金は4641ドル。応援メッセージが書き込こまれた旗とともに、全額リバーサイド市役所から直接仙台市に送られる。
 各大学のさらに詳しい活動内容はUSC日本人学生団体「JSA」は—www-scf.usc.edu/~uscjsa/で、UCRは—www.ucr.edu/ で見ることができる。【吉田純子】

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