ガーデナ市営バス:朝夕は小東京乗り入れ、市当局が修正案、市議会で最終決定へ

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多くの意見が述べられたガーデナ市営バスの運行サービス変更に関する公聴会


 日系人が多く住むロサンゼルス南郊15マイルに位置するガーデナ市と小東京を結ぶガーデナ市営バス・ライン1の小東京乗り入れ中止などに関する2回目の公聴会が11日、ガーデナ市議会ホールで開催された。
 ガーデナ市交通局は、4月20日の第1回公聴会で利用者から出された意見や乗客数を参考に、ライン1の小東京乗り入れ全面中止案から朝夕のラッシュ時に限り3便ずつ運航する案を提出。ただし、同市中心部のウエスタン通りの大部分とガーデナ・ブルバードを路線から外し、ノーマンディー通りを運行する修正案を示した。
 5路線ある同市営バスラインのうち、主に高校生が利用しているライン4は最初の提案通り廃止するとした。
 今回は、公聴会開催の事前予告期間が短かったことや、バス内に掲示された運行改定案で「利用者が多い時間帯に限り、小東京まで運行する」との説明で「とりあえず『足』は確保されたと考えた人が多かったせいか、出席者は前回の3分の1程度の約70人余りに激減した。しかしながら、市当局の修正案に対して出席者からは疑問点が数多く指摘された。
 ライン1とライン4の利用者の発言に限ると、「乗り換えによる待ち時間など、夜間のセキュリティーに不安が生じる」「当局は歳入増を図る努力もせず、まずサービスカットを念頭に仕事をしている」「乗客のピーク時を具体的に説明してほしい」「大人も生徒たちもバスに頼って生活している人が多いのに、なぜサービスを縮小するのか」「時間を守ってきっちり運行すれば、利用者はもっと増えるはずだ。時間通りにバスがくれば、利用者はたとえ30分でもちゃんと待っている」「運行が中止されるよりも、料金を多少上げて運行を続けてもらったほうがよい」「ガソリン価格が上昇している時だし、乗客をさらに獲得できるチャンスと考えてバスサービスを決定してほしい」「沿線の中小企業で、セカンドシフトで働いている人も多いから、夕方のピーク時を過ぎてもバスサービスは続けてほしい」「週末にダウンタウンに出る人も多いから、ガーデナバスは重宝されている。サービスの続行を望む」などの意見が述べられた。
 同市交通局のジャック・ガビッグ局長は「もともと市内にはカードクラブが7カ所あり、その顧客と従業員らの多くがバスを利用していた。しかし現在は2カ所に減り、利用客が激減した」と説明。歳入不足によりサービスカットは避けられないのが現実との見解を示した。
 ガーデナ市営バスのサービス変更案の最終公聴会は24日(火)、ポール田中市長らが出席する市議会で開かれ、その後に最終決定される予定。【石原 嵩】

 

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