ロサンゼルス七夕まつり:自粛から一転、開催へ―復興祈願し、特製七夕飾りで励ます

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制作中の紅白の花飾りを使った「日の丸」のくす玉。右が米澤義人・宮城県人会会長

 14日に日米文化会館が催した「子どもの日」のイベントに参加し七夕飾りを制作した「ロサンゼルス七夕まつり」の実行委員会(ブライアン鬼頭実行委員長)は、東日本大震災で被災した仙台と同様に開催自粛の方針を変えた。今夏の二世週祭で第3回目を催し、復興を祈願し特製の七夕飾りを作って被災者を励ます。

七夕飾りを力を合わせて作る若い復興支援者

 仙台の七夕まつりをモデルにするLA七夕まつり。二世週祭で過去2年催され盛況を極めた。しかし、仙台は被災での甚大な被害を理由に一時、祭りの中止を決めたため、LAも同調し自粛ムードが漂った。祭りの代わりに、被災者救援の募金活動などの案が考えられた。
 だが、メンバーから「悲しんでばかりはいられない。こういう時だからこそ、頑張って祭りを成功させたい」「復興支援に協力してくれたアメリカの人々に七夕飾りを見てもらい、恩返しをしたい」などの前向きな意見が多く出た。そして、仙台が開催に転じたことが決め手となり、3回目の開催が晴れて決定した。
 昨年に次ぎ、世界最大級の七夕飾りを制作する。この七夕飾りコンセプトは、日本へエールを送るとともに復興支援者の団結のシンボルとすること。

米澤・宮城県人会会長の純子夫人(左)の指導で花飾りを作る少女

最上部のくす玉は、白と赤の花飾りで日の丸を表し、その下部は星条旗の赤、青、白の3色で装飾。風になびく吹き流しは、支援者が願いを込めて綴った被災地へのメッセージととともに、だるまが2つ描かれ「七転び八起き」の精神で、日本の再興を願う強い意志を示している。
 鬼頭実行委員長は「被災地に春が訪れ桜の花が咲いて被災者に勇気を与えたように、われわれも七夕飾りを作って祭りを催して被災者を励ましたい」と望む。「仙台に敬意を表して、われわれがチームワークを発揮し、日系のスピリットを見せなければならない」と意欲を示す。
 七夕飾りは、1年目は約250個、昨年が約200個展示された。委員長は「過去2年で出展者は、経験を積み今年は質が上がっていて楽しみだ。400個くらい集まればうれしい」と期待を掛けた。
 実行委員会は、小東京・交番で定期的に七夕飾りの作り方のワークショップを行い、出展数を増やしていくという。
 詳細は、電話213・613・1911。【永田潤、写真も】

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