有名人の復興支援に期待

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 東日本大震災の復興支援、被災者救済の諸活動。寄付を筆頭にチャリティーのコンサート、試合、ランチ、ディナー、オークション、他にもさまざまな形で行われている。世界の支援者すべてがヒーローということは言うまでもないが、歌手や芸能人、スポーツ選手など有名人の活躍が重要と思う。
 日本の復興は、5年、10年、それ以上とも言われ、いずれにしても長丁場。災害発生直後から支援は始まったが、49日法要を終えるなど、月日が経ち忘れられがちなことを懸念する。そこで、有名人に広告塔となってもらいたい。
 有名人の多くが多額の寄付を行う上に、被災地に出向き救援物資を届けたり、炊き出しに奮闘し喜ばれている。また、本業での活躍と支援の訴えは、被災者に勇気、希望を与えるばかりか、支援者にいっそうのやる気をかき立たせてくれる。進んで節電に努められる天皇・皇后両陛下の避難所慰問で、どれだけ多くの人々の心が癒されたことか。
 スポーツ界では「こんな大変な時に試合をやってもいいのか」と、複雑な心境の選手も多くいた。だが、颯爽たる勇姿を見せつけ、人々を元気づけるのがプロの務め。歌手は熱唱、役者は好演、スポーツ選手はファインプレーでファンを魅了し、経済を回し続け復興を支えなければならない。
 世界のメディが津波の被害を大きく報道し、人々が同情してくれた。だが、北大西洋条約機構軍によるリビア空爆、米国南部6州を襲った竜巻と暴風雨、一昨日のウサマ・ビンラディン容疑者殺害などの影響で、日本の復興のニュースの数は格段に減った。中でも、同容疑者の殺害の報復テロが警戒され、復興活動に影響が出ないか心配だ。
 世界で最も影響力のある米国大統領。現役は激務のため難しいが、歴代大統領が間隔を空けて、入れ代わり立ち代わり、世界へ向け復興支援を呼び掛けてくれれば、日本のことを忘れないだろう。カーター元大統領が、朝鮮半島の南北両国訪問後、日本に立ち寄ってもらえなかったのだろうか。そして、日本の再建へ向け、政治家はまだまだ頑張れるはずである。リーダシップの発揮に期待したい。【永田 潤】

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