LAもテロの標的:手書きの日記押収

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 米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)が国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の邸宅を襲撃し、殺害した際に押収した資料の中に、同容疑者の手書きの日記も含まれていたことが11日分かった。日記には、テロの標的をニューヨークだけに限定するのではなく、ロサンゼルスや他の小都市も候補とした構想が書き留められていた。
 日記の中で同容疑者は、独立記念日の7月4日や、同時多発テロから10年目を迎える9月11日をテロ計画の予定日として指定。小規模な攻撃ではなく、列車や飛行機を狙い1000人以上の米国人を1度に殺害できるような大規模テロを目指していた。
 情報当局によると、怪しまれずにテロを実行に移すため、同容疑者はイスラム教徒以外の黒人やラテン系米国人を勧誘するように指示。しかしアルカイダは黒人などへのリクルート活動を積極的に行っていなかったとみられている。
 ビンラディン容疑者はアルカイダの象徴的指導者にすぎないとの見方も強かったが、日記などの押収物から、邸宅がアルカイダの指令センターとして機能し、同容疑者が最後まで指揮権を握っていたことが分かった。探知を恐れ、インターネットや電話を使わず、伝達事項はフラッシュドライブに書き込み、側近がイエメンを拠点とする「アラビア半島のアルカイダ」などの関連組織に直接渡し、連絡をとっていたとされる。
 現時点で同容疑者が、2009年クリスマスのデトロイト行き航空機爆破未遂事件や、シカゴやフィラデルフィア行きの貨物機から爆発物とみられる不審物が見つかった事件などに関与していたかどうか、具体的な証拠は見つかっていない。しかし、一連のテロ未遂事件は同容疑者の犯行手段と類似していることが明らかになっている。
 日記の中でロサンゼルスがテロの標的として明記されていたのを受け、ロサンゼルス市警察は12日、ロサンゼルス国際空港での自爆テロを警戒し、特殊訓練を受けた爆発物探知犬を巡回させ、警戒体制を強化していると発表した。探知犬は人ごみの中でも、爆破装置を発見する訓練を受けており、爆発物を所持している人物が通り過ぎた後、最長15分で装置を嗅ぎ当てることができるという。 

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