オペラ再び

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 昨年書いた『Metropolitan Opera – Live in HD』に、購読者からもお問い合わせを頂いた。感謝です。
 2010—11年のHDシーズンはワグナーの「Das Rheingold」でスタートし、「Die Walkure」で締めくくり。このシーズンは始めと終わりだけの2回だけ観賞した。
 11—12年のシーズンは10月のドニゼッティの「Anna Bolena」で幕開け、モーツァルト、ワグナーと続く。前回「リング」サイクルの第1、2部を見たからやはり続きの「Siegfried」と最終章の「Gotterdammerung」は見てみたい。
 しかし、前期最後の「Die Walkure」は大変だった。説明によると上演はおおよそ5時間半。この日はちょうど午後3時半に予約があったが、午前9時に開始だから3時までには終わるはず。十分間に合うなと楽観してたら、9時半になっても始まらない。そのうち、「メト劇場の仕掛けの一部がうまく作動しないので調整中。少々お待ち下さい」のテロップが入る。
 生中継ではないが、ここまでくると臨場感は抜群。結局3時になった時点で最後の盛り上がり部分をあきらめて映画館を後にしたが、映画「地獄の黙示録」などでもお馴染の「ワルキューレの騎行」はしっかり見れたので良しとしよう。
 夏の間は、水曜日の夜6時半ごろから「アンコール」として、以前流したオペラを放映している。今のところ時間的に余裕がないので、残念ながらスケジュールだけ眺めている。引退するまで我慢しよう。
 今期は見てみたいオペラが目白押し。全12演目のうち半分が新演出だけど、見たことのないものばかりだから関係ないかな。
 しかし、なんでオペラにはまってしまったのだろうと考える時がある。映画の「アマデウス」で、劇中の「魔笛」の夜の女王のアリアが耳に残り、図書館でCDを見つけてきたのが始まりか。大体、クラシック音楽自体が、娘のバレエに付き合っているうちに耳に馴染んだという、まったく単純なものだから自分でもあきれてしまう。
 しかし何はともあれ、無趣味男が生涯付き合えるお遊びを見つけたと喜んでいる。【徳永憲治】

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