ドジャース日系ヘリレージデー:二世週祭の参加呼びかけー日系社会の存在アピール

0

ヒルマンコーチ(左から3人目)、黒田投手(同5人目)と記念撮影に納まる二世週祭のニシヤマ女王(同4人目)とコート

 ドジャースは10日、ホームでの試合前のフィールドで恒例のイベント「日系コミュニティー・ヘリテージデー」を開いた。進藤雄介・在ロサンゼルス日本国首席領事、マーク・ナカガワ二世週祭実行委員長らが紹介され、約3万人の観衆に日系社会の存在をアピールし、祭りへの参加を呼び掛けた。

黒田投手(右)からサインをもらい「感激した」と語るサウスパサデナに住む進藤雄太くん(10)

 同イベントは、各種日本文化の紹介と二世週祭のプロモーションを中心にした日系社会の活動を紹介して、今年で20回目となる。ドジャースとの友好関係を深める意味でも重要なイベントとなっている。
 練習を終えた黒田博樹投手が昨年に次ぎ、参加者の元を訪れあいさつした。黒田投手は、前日本ハム監督で今季ドジャースに加入したトレイ・ヒルマン・ベンチコーチとともに参加者と記念撮影に納まった。「ガンバッテ」と励まされ、笑顔で「サンキュー」と答えていた。家族とともに4年前にロサンゼルスに移住した黒田投手は「気候がよく、大きな日系コミュニティーがあって、おいしい日本食も食べることができ住みやすい」と語り、この日の激励も「応援され力になる」と述べた。
 今年のイベントは、オレンジ郡仏教会の「大音太鼓」の力強い演奏で幕を開けた。進藤首席領事とナカガワ委員長らラニ・クメ・ニシヤマ同祭女王とコートら二世週祭のメンバーの名が1人ずつアナウンスされ、大型モニターに映し出され笑顔を振りまいた。国歌を歌手で元同祭女王のローレン・キンケイドさんが斉唱。キンケイドさんはまた、七回のドジャースの攻撃前にも「ゴッドブレス・アメリカ」を独唱し、球場内に美声を響かせた。
 大型スクリーンには、東日本大震災の被災地復興で、渡辺謙さんが支援を訴えた。さらに、渡辺さんの友人のハリウッド俳優レオナルド・ディカプリオさん、ジョニー・デップさん、映画監督のクリント・イーストウッドさんらが登場し寄付を求めた。

始球式を務めたタムリン・トミタさん

 始球式は、映画「カラテキッド2」や「ジョイラッククラブ」に出演した女優で元同祭女王のタムリン・トミタさんが務め、A・Jエリス捕手が構えたミットにボールを投げ込んだ。トミタさんは「とても興奮した。試合中は歓声で聴こえないボールを受けた音だけど、自分の投げたボールの音がしっかりと聞こえて感動した」と話した。トミタさんは、8月13日の同祭コロネーションボウルの司会を務める。
 今月17日に開幕する第71回二世週祭の目玉の一つに、元ドジャース監督のトミー・ラソーダ氏がパレードマーシャルに選ばれ、グランドパレード(8月14日午後5時半スタート)にオープンカーに乗って登場する。ラソーダ氏はこのほど、ナカガワ委員長と二世週女王とコートの表敬訪問を受け、ドジャースのチームカラーの青を基調とした委員会特製のドジャースの七夕飾りがプレゼントされた。ラソーダ氏はパレードについて「とても光栄で楽しみにしている」と述べた。
 ナカガワ委員長は、ラソーダ氏の選出について「野球を通して日本とアメリカの橋渡しを長年にわたって努めていてすばらしい人物。また、ドジャースの日系コミュニティー・ヘリテージデーにも協力してくれ、パレードマーシャルにふさわしいと思う」と話し、ラソーダ氏の参加での集客に期待を寄せた。
 二世週祭の詳細は同実行委員会まで、電話213・687・7193。
 www.niseiweek.org/
【永田潤、吉田純子】

黒田投手(右)と握手を交わすプリンセスのヨコミゾさん。中央はヒルマンコーチ


【写真左】「ゴッドブレス・アメリカ」を斉唱するキンケイドさん【写真右】力強い太鼓演奏を披露する大音太鼓のメンバー

Share.

Leave A Reply