中西部で記録的猛暑:各地で100度超、死者22人に

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 米中西部は連日、華氏90度(摂氏32度)から華氏100度(摂氏38度)を超える厳しい暑さに見舞われ、20日正午までに熱波が原因とみられる死者数は少なくとも22人に上った。海洋大気局(NOAA)は、週内は中部で猛暑が続くほか、ニューヨークなど東部にもこの熱波が押し寄せると予想、警戒を呼び掛けている。
 熱波は暑く湿気のある空気を含んだ高気圧から発生し、多くの地域で華氏100度以上を記録。ノースダコタ州からテキサス州まで広がり、今後さらに東部の方に向かって拡大していくと予測されている。
 全米気象局の気象学者によると、大気上空で高気圧が発生すると、その下のより重い大気がさらに下に押し込められて温度が上昇し、熱波が引き起こされるのだという。
 各地でみられる異常な暑さにより、健康への懸念も広がっている。ノースダコタ州など北部に住む人々は暑さに慣れておらず、エアコンや扇風機など冷房器具を備えている人も少ない。さらに悪いことに、熱波は高い湿度も伴っているため、夜も暑く過ごしにくい日々が続いている。
 中部オクラホマ州の州都オクラホマシティーでは18日、華氏100度(摂氏38度)以上の日が今年28日目を記録。同州グリア郡では夜の11時でも華氏100度を記録し、正午には華氏106度(摂氏41度)に達した。
 同じく酷暑が続くイリノイ州のシカゴ市当局は、自宅にエアコンがない市民の健康を配慮し、暑さ対策として、冷房機器を備えた施設を開放している。
 熱波は今後10日間続くとされており、これほどまでの規模と長期間に及ぶのは大変めずらしいという。また首都ワシントンは21日にも華氏100度に達すると予想されている。
 各地で過去最高気温を更新し、19日にはカンザス州のマンハッタン市とネブラスカ州バレンタイン市で華氏102度(摂氏39度)、ミズーリ州ジョプリン市では華氏100度、イリノイ州ロックフォード市では1930年に記録した最高気温、華氏100度に達した。同州シカゴ市は華氏93度(摂氏34度)で、20日には華氏97度(摂氏36度)に上昇した。
 熱波の影響から水不足の問題も出てきており、農作物への影響も懸念されている。
 また、高齢者は若年層より体内に含まれる水分量が少なく熱中症などの発症率が高くなるため、注意が呼び掛けられている。  

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