二世週祭、盛大に幕開け:女王候補8人お披露目も

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お披露目された女王候補8人。後列左から時計回りにメリサ・アユミ・ニシムラさん、ミミ・ミツコ・ヒラノ・ヤングさん、アンバー・アケミ・ピアットさん、エリカ・マリコ・オルセンさん、メリサ・アユミ・ニシムラさん、ジェシカ・マキコ・カナイさん、ミチ・リネ・ルウさん、ケイ・エイ・ヤマグチさん

 第71回「二世週日本祭」(マーク・ナカガワ実行委員長)の開幕式が17日、小東京のタテウチ・デモクラシー・フォーラムで開かれ、伊原純一・在ロサンゼルス日本国総領事をはじめジャン・ペリー・ロサンゼルス市議、三木晋吉・JBA(南カリフォルニア日系企業協会)ダウンタウン地域部会長ら来賓や各支援団体の代表など約200人が参列した。
 女王候補8人がお披露目され、功労者表彰のパイオニア賞受賞者6人が発表された。2008年の同祭パイオニア賞受賞者の坂東三津拡師がグランドパレードで踊る「愛は勝つ」と「おみこし音頭」を振り付けた音頭2曲の踊りを披露、鏡割りなどをして伝統ある祭の幕開けを盛大に祝った。
 日系の夏祭りで世界最大を誇る二世週祭は小東京で、8月21日まで毎週末、各所でさまざまな催しが繰り広げられる。

テーマは「日系社会のヒーローに敬意」
東日本大震災の復興支援呼び掛けも

音頭2曲の踊りを披露する坂東三津拡社中

 今年の二世週日本祭のテーマは「コミュニティーのヒーローに敬意」。東日本大震災の復興支援も呼び掛ける。開幕式では、マーク・ナカガワ実行委員長があいさつを述べ、各来賓が祝辞を贈った。
 日本文化を中心にさまざまな展示やイベントが繰り広げられる二世週祭。今年は例年と異なり、被災地の復興支援を呼び掛ける。3年連続参加の仙台「七夕まつり」(8月12日―15日)は、約200個の七夕飾りと、特製の日の丸の七夕飾りで被災した地元にエールを送る。長期支援を掲げる南加県人会協議会は、ブースを出して募金活動をするほか、各県の観光をPRして日本への渡日の安全性を訴える。
 その他の催しは、各種の日本文化紹介、米国版紅白歌合戦、ベビーページェント、コロネーションボウル、グランドパレード、ストリート・アートフェア、カーショー、ギョーザ早食い競争、酒試飲会、街頭音頭など盛りだくさんの内容となっている。
 開幕式でナカガワ実行委員長があいさつに立ち、同日行われたサッカー女子ワールドカップドイツ大会決勝の日本―米国戦についてふれ、「どちらが勝っても『ウィン・ウィン・シチュエーション』には変わりはない」と揺るぎない両国の友好関係を挙げて「二世週も同様に日系米人、在米邦人、日本で暮らす人々の絆は強い」と力説した。個人と団体を表彰する「コミュニティーのヒーローに敬意を表することは意義がある」と今年のテーマを強調。

関係者による鏡開き。右端がマーク・ナカガワ委員長

その中には、地震と津波で被災した東北で日夜、救援活動にあたった人々も含まれているとした。祭りを成功させるために協力を求めた。
 伊原純一総領事は祝辞で、自身4度目の二世週祭参加について「これが最後になるだろう」と離任を示唆。着任からの3年5カ月を振り返り「日系社会は私のような新参者も歓迎してくれうれしかった。生まれて初めてコミュニティーに属すことができた」と感謝を示した。二世週祭については、「もっとも意義深く、伝統を守りながら新たな『コミュニティー・スピリット』を持とうとしている」と称賛。「二世ウィークの『遺伝子』を次の世代に受け継ぎ、発展させてほしい」と祈念した。
 マーシャル2人と、地域表彰の3団体、パイオニア賞6人の受賞者がそれぞれ紹介された。パレードは行進ルートが短縮され、セントラルと2街を出発点に北上し、サンペドロ・ストリートで右折、1街を右折しセントラルに戻る。ねぶたは、大型フロートは出ないが、東日本大震災の復興を願う地元小学生35人が日本の凧を持ち、囃子とハネトとともに練り歩く。
 各女王候補者が自己紹介し任期中の抱負を述べ、温かい拍手を受けた。新女王を決定するコロネーションボウルは8月13日夜、パサデナのアンバサダー・オーディトリウムで開催される。
 二世週祭は各種祭りのほか、茶道や華道、書道、詩吟などさまざまな日本文化を紹介する実演や展示が催される。また、同祭の一環行事として日系最大のスポーツ大会「ニッケイ・ゲームズ」がオレンジ郡を中心に開かれる。8月21日の街頭音頭、閉会式で幕を閉じる。
 二世週祭の詳細は同実行委員会まで、電話213・687・7193。
 www.niseiweek.org/
【永田潤、写真も】
各賞受賞者と女王候補は以下の通り(敬称略)
▽グランドマーシャル―アイコ・ハジッグ・ヨシナガ(日系米国人の人権回復に尽力)
▽パレードマーシャル―トミー・ラソーダ(元ドジャース監督)
▽名誉パレードマーシャル―ジョージ・アラタニ、キヨシ・マルヤマ、ジェームズ・ミツモリ、フランク・オオマツ(敬老シニア・ヘルケア・インクの創立者)
▽地域団体表彰―米国トヨタ、「グレートフル・クレーンアンサンブル」(アジア系合唱団)、「チューズデー・ナイト・プロジェクト」(演劇や音楽、短編映画などのアートプログラムを推進)
▽パイオニア賞―カズオ・イケダ、ルイス・イトウ、川口吉則、ユージン・トシオ・ムラカミ、ポール、フローレンス・ナガノ夫妻
▽今年度の女王候補者。()内は推薦団体
リアン・フジコ・フジタニ(サンディエゴ日系市民協会)
メリサ・アユミ・ニシムラ(オレンジ郡日系評議会)
ミチ・リネ・ルウ(イースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティーセンター)
アンバー・アケミ・ピアット(サンファナンドバレー日系コミュニティーセンター)
ジェシカ・マキコ・カナイ(米国日系レストラン協会)
ケイ・エイ・ヤマグチ(ガーデナ・イブニング・オプティミストクラブとロフト・ハワイアンレストラン)
ミミ・ミツコ・ヒラノ・ヤング(ウエストロサンゼルス日系市民協会とベニス日系コミュニティーセンター)
エリカ・マリコ・オルセン(パサデナ日本文化会館推薦)マーク・ナカガワ

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