北米沖縄県人会、ピクニックで琉球文化満喫:参加者400人、アイデンティティーを再確認

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今年の奨学金受領者のスコット・キヨシ・アシミネさん(右から4人目)、左にトリシア・ナオミ・タイラさん、セイチ・デビッド・カミムラさん、ニコール・マイレ・ケイ・ゴヤさんの代理で出席した母ローリー・ゴヤさん(左から3人目)と奨学金委員会のメンバー。左から6人目が呉屋君子会長

北米沖縄県人会(呉屋君子会長)が17日、サウスエルモンテ市のウイッティアーナロウ・レクリエーションパークで毎年恒例のサマーピクニックを開催した。およそ400人の会員家族らが集まる中、食事やゲーム、沖縄の伝統芸能などを楽しみ、自分たちの中に流れる沖縄のアイデンティティーを再確認した。
 同県人会は東日本大震災発生直後から他の県人会と同様、会員から募った義援金を毎月県人会協議会に届け、これまでに1万800ドルを寄付してきた。この日も会場には東日本大震災の募金箱が設置され、寄付をする会員の姿が見られた。
 奨学金の授与式では、今年の受領者セイチ・デビッド・カミムラさん=ハーバー・ティーチャー・プレパレーションアカデミー卒・UCLA(生理学専攻)、トリシア・ナオミ・タイラさん=ウォルナット高校卒・マウントサンアントニオ・カレッジ(専攻未定)、スコット・キヨシ・アシミネさん=ノースハイスクール卒・ラバーン大学(ビジネス専攻)、ニコール・マイレ・ケイ・ゴヤさん=ウエストトーレンス高校卒・パシフィック大学(専攻未定)の4人に奨学金が授与された。
 代表としてカミムラさんがあいさつに立ち、「自分のベースである沖縄と日本の文化を今後もさらに理解していきたい」と述べると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。将来の夢は「外科医になって多くの人を助けること」。そう大志を抱く若者に、会員らは温かいまなざしを送り、これからの新たな門出を祝った。
 

「琉球国祭り太鼓」による力強い太鼓演奏

余興では、「琉球国祭り太鼓」による太鼓演奏、宮城流能松会沼田美智子道場による琉球舞踊、沖縄武道、フラ、ヒップホップダンスの披露のほか、ゲーム大会、ラッフル抽選会も行なわれた。
 南加福岡県人会の宮里勝吉会長の姿もあり、「沖縄県人会は規模もさることながら、伝統芸能を今に残し、後世にも伝えていきたいという強い思いを感じる」と沖縄県民の伝統芸能に対する姿勢に感銘を受けているようだった。
 同県人会の呉屋会長は、今年は会員子弟が所属するUCアーバイン校のヒップホップグループ「友の会」がダンスを披露するなど、例年と比べ若い参加者が多いと振り返る。
 ピクニック最後には、盛大な盆踊りも行なわれ、琉球民謡の音頭に合わせて踊る子どもたちや、浴衣を身にまとったアメリカ人参加者の姿もあった。ゆったりとした心地よい琉球民謡が流れる中、会員らは故郷沖縄に思いをはせ、ピクニックを心から楽しんでいるようだった。【吉田純子、写真も】

琉球民謡の音頭に合わせ、会員は盆踊りを楽しんだ

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