南加福岡県人会:義援金9000ドル贈る―会員の善意、復興支援に

0

寄付金の贈呈式。左から県人会協議会の松岡八十次幹事、比嘉朝儀会長、福岡県人会の宮里勝吉会長、渡辺年紀・会計担当

 東日本大震災の被災地復興をさまざまな形で支援する南加福岡県人会は、会員から集めた義援金8728・77ドルのチェックを宮里勝吉会長が南加県人会協議会の比嘉朝儀会長に14日、小東京で手渡した。
 寄付は4月からの1カ月間、三位一体の県人会、婦人会、青壮年会の各会員に募り、多くの善意が寄せられた。宮里会長は、寄付について「被災地の一日でも早い復興を願う会員の思いがひしひしと感じられてうれしい」とし、「募金活動で会員の日本人としての助け合いの心を再認識することができた」と述べた。
 福岡県は2005年に西方沖地震に見舞われ、大きな被害が出た。緊急支援として同県人会は、南加福島県人会から義援金を贈られたため、今回の被災地支援はその恩返しの意味合いも込められているという。この義援金は、県人会協議会が在ロサンゼルス日本国総領事館に託し、日本赤十字社を通して全額、被災地へ送られる。

各所で太鼓演奏を披露する福岡県人会・鼓玄會のメンバー

 福岡県人会は、6月にも計1万ドルの義援金を震災で深刻な被害が出た岩手、宮城、福島に贈り、その後も活動を継続する。寄付金のみならず物資輸送でも支援し、トーレンス高校の生徒が、被災した高校生にバックパックを送る活動を知るとすぐさま協力を申し入れ、同校との共同寄贈となった。バックパックには、「南加福岡県人会」と「You’re not alone」と刺繍され、宮城県石巻市の5つの高校に近々発送される予定。
 同県人会は太鼓クラブ「鼓玄會」を持つ。郷土文化の紹介という地道な活動が評価され昨年、地元の小倉祇園太鼓保存振興会から海外で初めて特別会員として公認された。先週催された400年の歴史を有する同祭への参加も許された。メンバーはまた、被災地救済の各所のコンサートでも腕前を披露するなど成果を挙げており、県人会自慢の至宝である。
 チェックを預かった比嘉会長は、福岡県人会の支援活動について「会員の方々は、今なお避難所生活を強いられている被災者の気持ちを理解していて、とてもありがたい」と称え、「1日でも早くこのお金が被災地に届けられるように努力したい」と語った。【永田潤、写真も】

Share.

Leave A Reply