熊に襲われ日系人死亡:イエローストーン国立公園

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 ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園で6日、ハイキングをしていたノース・トーレンス在住の薬剤師ブライアン・マタヨシさん(57)と妻マリリンさん(58)がグリズリークマに襲われ、ブライアンさんは死亡、マリリンさんは無傷で逃れることができた。
 同国立公園ではハイカーたちに、3人以上のグループで行動し、ペッパー・スプレーなどの熊撃退グッズを所持し、熊の気配を感じたら音をたてるよう呼びかけていた。マタヨシ夫妻はハイキング中、ペッパーススプレーを持っていなかった。
 同国立公園のナッシュ広報担当によると、夫妻は遠くから熊を発見すると、立ち止まり別の道に歩き出した。するとクマがふたりめがけて走ってきたという。「走って逃げ出さずに、ふたりは適切な行動をとっていた。しかし、実際に熊が突進してきた場合、どうすべきかの判断は難しい」と同広報官は説明している。
 同国立公園に夫妻がハイキングに訪れたのはその日で4度目。今まで熊に遭遇したことはなかったという。マタヨシさんを襲った熊はメスで、子どもを連れていた。
 ブライアンさんはガーデナ市にあるガーデナ・プロフェッショナル・ファーマシーで副社長を務めるかたわら薬剤師として働いていた。
 マタヨシさんの隣人は「ふたりはドジャースのシーズンチケットを持っていて、行けない時よくチケットをくれた」と述べ、近所住民も「静かでとても優しい夫妻だった」と振り返り、突然の悲劇を悲しんだ。 

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