神奈川県人会:5世代そろってピクニック、森さんに県知事から表彰状

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県庁から表彰状とメダルを授与された森さん(左)。右は川瀬会長


 南加神奈川県人会(フランク・川瀬会長)は10日、ピクニックをトーレンスのウィルソン公園で催した。青空の下、2世から5世、新1世や非日系人ら約150人が1908年の創立以来から続く「伝統」を満喫した。
 この日は、横浜市出身でローリングヒルズ在住の森茂さんに、長年にわたり日米の友好親善に功績したとして松沢成文・神奈川県知事から表彰状とメダルが贈られた。
 森さんは59年、留学のため船で12日間かけて渡米。パサデナ・シティカレッジを卒業後、共同貿易に入社し、05年に退職した。表彰状を授与された森さんは、「1人では決して成し遂げられなかった」と、協力してくれた人々に感謝の言葉を述べた。

バルーンアーティストから「花」をプレゼントされる会員


 ピクニックは、気心太鼓による迫力ある演奏と、総合柔拳術金田道場による一心不乱なデモンストレーションで力強く幕開け。前日からつけ込んだBBQに会員それぞれが持ち寄った品が並んだほか、今年は「今川焼」の屋台も登場。焼き立てを求めて列ができた。
 オークランド生まれの2世遠藤七郎さんは、ロサンゼルスに引っ越してきた59年以来、毎年県人会に参加している。両親が神奈川県小田原市の出身で、兄弟らは幼少期を同地で過ごした。
 遠藤さんはこの52年を振り返り、「昔に比べて若い人がだいぶ増えた」といい、1世と2世の憩いの場だった県人会が、3世や4世にも楽しんでもらえる会に変わってきていると話した。
 また49年から同会会員の2世ハンナ・佐藤・杉谷さんは、県人会に入会したことで歴史を学び、生涯の友を得たと振り返る。「県人会をひと言で言えば、家族歴。次世代の人たちにも自身の家族歴を学んでもらうために、県人会はなくしてはならない」と、存続の重要性を訴えた。
 3歳から19歳まで小田原で過ごした帰米2世の菊地日出男さんは以前、同会の副会長も務めた。ここ数年は会から遠ざかっていたが、この日は新年会に続き久しぶりにピクニックにも参加。「だいぶ顔ぶれが変わった」と驚きながらも、またさまざまな形で会に協力できればと話した。
 同会は、神奈川県にゆかりのある人の参加を呼びかけている。日本語での問い合わせは清恵・クラインさんまで、電話951・217・6455またはEメールで―
 [email protected]
【中村良子、写真も】

神奈川県人会ピクニック恒例の食後のラジオ体操

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