#110FWYなどカープール車線有料化:1人乗車の車両対象、渋滞緩和狙う

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 ロサンゼルス地域で深刻化する交通渋滞の緩和を図るため、ハーバー・フリーウエー(#110)とサンバナディノ・フリーウエー(#10)の一定区間で、1人で乗車している車両を対象とした高速道路相乗り(カープール)車線の有料化が、ロサンゼルス郡で初めて実施されることになった。これに先駆けビヤライゴーサLA市長のほか連邦およびカリフォルニア州政府の交通政策関係者らが出席してこのほど、ガーデナ市郊外のハーバー・フリーウエーのカープール車線脇で起工式が行なわれた。
 連邦政府から2億1000万ドルの助成金を受け、実験的なこのカープール車線有料化計画は実現。助成金は、有料道路を運行するバスの購入などにも充てられるという。
 有料区間は、ハーバー・フリーウエーの場合、ロサンゼルス・ダウンタウンとガーデナ市の間およそ11マイルで、来年から実施。サンバナディノ・フリーウエーはロサンゼルス・ダウンタウンからエルモンテ近郊までの14マイルで、13年前半から有料化される。
 料金は1マイルにつき25セントから1・40ドルの設定になっており、渋滞緩和を念頭に混み具合によって料金は変動される。こうしたカープール車線の一定区間有料化はあくまでも1人乗りの車両が対象で、ハーバー・フリーウエーは2人以上、サンバナディノ・フリーウエーでは3人以上が乗車している車両は無料で走行できる。
 有料道路は多くの大都市が設けており、オレンジ郡でもアーテジア・フリーウエー(#91)の一部区間で有料化が実施されている。
 ビヤライゴーサ市長は、1人乗りの車両を対象にカープール車線を有料化することで、通勤通学で混雑する早朝、夕方の時間帯で、平均およそ10分の時間短縮ができ、さらに大気汚染も削減できるとしている。
 ロサンゼルス郡では渋滞のために、運転者は年間およそ70時間を余計に費やしているといわれる。ロサンゼルス郡都市圏交通局(MTA)のマーク・リットマン広報官も、「新たなフリーウエーを建設することはロサンゼルスでは困難であり、今ある設備を活用して渋滞緩和対策を考えざるをえなかった」とし、この実験的計画で良い成果が得られたら、区間延長も検討したいとしている。
 2フリーウエーの有料区間での推定利用者数の公表は行なわれなかったが、MTAは有料化により年間およそ2000万ドルの歳入を見込んでいる。 

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