UCとCSU、授業料を大幅アップ:度重なる引き上げに学生ら悲鳴

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 カリフォルニア大学機構(UC)は昨年秋、2011年から12年にかけての授業料を8%上げる案を可決していたが、州政府の教育関連予算の20%削減案に対応するため、秋学期からの授業料をさらに9・6%(1068ドル)に引き上げることを14日、UCサンフランシスコで開いた評議会で決めた。これにより授業料は合計1890ドル上がることになる。
 同大学機構に通うカリフォルニア州民の大学生と大学院生の11年から12年にかけての年間授業料は、1万2192ドルになる。これには寮費やおよそ1000ドルの大学施設利用料は含まれていない。
 秋学期にコミュニティーカレッジからUCLAに編入予定のアレックス・ジュレサさん(3年生)は、上がり続ける授業料に対応するため、借金をせざるを得ない状況に陥り、「経済的に大変な状況だ」と訴える。
 州外からの学生や留学生の年間授業料はさらに高く、およそ3万6000ドルに上るという。UC機構の授業料引き上げ案は賛成14、反対4で承認された。
 州政府はこの授業料の値上がりでおよそ2億1600万ドルの歳入を見込んでおり、そのうちの三分の一は学資援助に充てられるという。しかし、州政府の歳入が予想を下回った場合は、UC機構はさらに1億ドルの予算カットに迫られるという。
 また、授業料の全額免除を受けられるのは家族の総年収が8万ドル以下の学生に限られており、学資援助が適用されない中産階級の学生は経済的に苦難を強いられることになる。
 およそ22万人の生徒が通う同大学機構は、10億ドル以上の予算不足に直面しており、その原因はおもに職員の退職金やヘルスケアベネフィットの支給だと指摘されている。また授業料の引き上げは、赤字額のおよそ四分の一しか賄われないとされる。
 大幅な授業料引き上げにもかかわらず、UC機構によると引き上げ後の授業料はイリノイ州、ミシガン州、バージニア州などの州立大学の授業料と同程度で、スタンフォード大学や南カリフォルニア大学などの私立大学と比較すると約三分の一程度だという。
 一方、23校のキャンパスを抱え、およそ41万2000人の学生が通うカリフォルニア州立大学機構(CSU)も昨年秋に、秋学期からの授業料を10%上げる案を可決していたが、12%に引き上げる決定を下した。
 秋学期から、CSU大学機構に通うカリフォルニア州民の学生授業料は5472ドルになる。これには約950ドルの大学施設利用料は含まれていない。 

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