サルモネラ菌汚染:ターキー挽き肉を回収

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 ミネソタ州に本社を置くカーギル(Cargill)社が生産しているターキーの挽き肉がサルモネラ菌に感染していたとして、同社は3日、自主回収を開始した。これまでに全米で77人が中毒症状を訴え、このうちカリフォルニア州サクラメント郡在住の1人が死亡した。
 全米疾病対策センター(CDC)によると、同社の商品が原因とみられる食中毒が発生したのはカリフォルニア州を含む26州。もっとも被害が多かったのはミシガン州とオハイオ州で各10人。続いてテキサス州で9人、イリノイ州で7人、カリフォルニア州で6人、ペンシルベニア州で5人がそれぞれ報告されている。
 カリフォルニア州公共衛生局によると加州ではサクラメント郡で2人、ロサンゼルス、リバーサイド、サンディエゴ、サンフランシスコ郡でそれぞれ1人の感染者がでているという。  
 自主回収を始めたカーギル社は、アーカソー州スプリングデールの自社工場で2月20日から8月2日の間に生産された生鮮と冷凍のターキーの挽き肉商品およそ3600万パウンド(1万6330トン)の回収作業にあたっており、これは米史上3番目に大きな回収規模となる。また同社はサルモネラ菌の感染経路が分かるまでターキーの挽き肉製品の製造を停止するとの声明を発表した。
 米農務省(USDA)と食品安全検査局は、生鮮や冷凍のターキーの挽き肉を調理する際は、料理用温度計のカ氏165度(セ氏74度)以上で加熱するよう消費者に注意を呼び掛けている。
 サルモネラハイデルブルグ菌(SH菌)株は一般的に処方されている抗生物質に耐性があり、この耐性により感染者は入院や治療をしても治癒しない危険性もあるという。
 サルモネラ菌に感染すると12〜72時間以内に嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れ、これらの症状は4日〜1週間続く。多くの人が特別な治療なしに回復するが、入院が必要なほど激しい下痢症状が現れる人もいるという。
 感染は腸から血流を通して体中に広がり、抗生物質による迅速な治療が行われない時は死に至る場合もあるという。免疫障害のある高齢者や幼児はさらに症状が悪化する傾向がある。
 カーギル社が生産しているターキーの挽き肉商品は、「Cargill’s Honeysuckle White」「Kroger」をはじめ、さまざまなブランド名で販売されており、製造番号「Est.P-963」のコードがラベルに貼られている商品が回収の対象となっている。回収対象の商品リストは同社ホームページhttp://stage1.order.cargill.com/index.htmlで確認できる。 

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