バークレー・カイトフェスティバル:IATA「GANBARE日本」の大凧、復興願い青空に高く

0

フェスティバル会場で「GANBARE日本」凧を紹介する関係者


青空高くあがった「GANBARE日本」と「HOPE FOR JAPAN」の四帖凧


 サンフランシスコ・ベイエリアの青空に「GANBARE日本」の大凧があがった。
 バークレー・カイトフェスティバルがこのほど、2日間にわたって催され、サンフランシスコの「国際凧あげ協会」(International Association of Tako Age, IATA、会長=角直樹)が今年も参加、浜松の大凧をあげた。
 IATAは2006年から同フェスティバルで浜松大凧をあげ、日本の凧文化、祭文化をカリフォルニアに紹介している。今年は、3月11日の東日本大震災を受け一日も早い日本の復興と再生を願い、「がんばれ日本」の凧を製作。震災の影響で本家浜松のまつりが中止となり、凧あげが開催されなかったこともあり、大勢の手で浜松の凧を空高くあげることで日本支援の気持ちを鮮やかに表明したいと、4月から凧の製作などの準備をしてきた。
 フェスティバルは、両日ともに天候に恵まれ、初日は強すぎるくらいの風が吹き、4帖の大凧はいともたやすく大空にあがった。観衆からは、「オー」という歓声と拍手が沸き起こった。糸を出すにつれ大凧はぐんぐんと高度を増し、やがて中空に落ち着くと、その様子を見ていた観客からは「ビューティフル!」との声が。また観衆の中には大凧が引っ張るあげ糸を体中でささえる体験をし、そのあまりの強さに驚嘆する人もいた。
 浜松からは、今年も3人の助っ人が指導に渡米。難しい凧を下ろす作業を現地のメンバーに指示しながら、鮮やかに決めて喝采をあびる場面もあった。
 2日目には、猪俣弘司・在サンフランシスコ総領事も来場し、大凧の糸目つけから凧あげ、あげ糸を繰り出すまでを多くのメンバーと一緒に初体験。「がんばれ日本」の掛け声と威勢のいい太鼓、ラッパの音に参加者が合わせて気勢をあげ、はるか日本の復興を祈念した。
 会場では義援金も募り、2日間で計667ドルが集まった。
 5カ月近くが経過した今なお、多くのアメリカ人たちが、地震と津波そしてフクシマ原発の事故により甚大な被害を受けた日本に対して心からの同情を寄せ、その復興を支援する気持ちを表してくれることに、IATAメンバーは感動し、「時間の経過とともに薄らいでいく3月11日直後に胸に刻んだ支援への熱い気持ちを持ち続けたいとあらためて感じた」と述べた。
 IATAは、浜松出身者が中心となって結成された組織。主な活動は、バークレー・カイトフェスティバルで浜松大凧をあげることの他に、毎月「凧あげの日」を設定し大凧をあげている。また凧つくりのワークショップなども開催し、日本の凧文化の紹介に努めている。

Share.

Leave A Reply