ロサンゼルス武道館:資金集め運動を開始、アラタニ基金から100万ドル

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アラタニ基金からの100万ドルのチェックを囲む関係者。(左から)ハギヤさん、建築家の高瀬隼彦さん、ワタナベLTSC所長、ロサンゼルス武道館のアラン・コサカ館長、LTSCのスコット・イトウさん、タムリン・トミタさん


ロサンゼルス武道館の建設を推奨してきたジャン・ペリー市議(左)も駆けつけた


 リトル東京サービスセンター(LTSC)地域開発局は10日、小東京に建設される多目的スポーツ複合施設「ロサンゼルス武道館」(237~249 Los Angeles St.)に必要な資金2200万ドルを集めるための「キャピタル・キャンペーン」をキックオフした。1970年に建設計画が持ち上がって以来、日系社会の長年の夢が現実に向け本格的に動き始めた。
 トーレンスの「トヨタUSA自動車博物館」で催されたキックオフイベントには、日系社会とともに同事業を推奨してきたジャン・ペリー市議をはじめ、コミュニティーメンバーらが歴史的な日を祝福した。キックオフの日にふさわしく、この日、アラタニ基金から100万ドルの寄付が寄せられた。
 LTSCのビル・ワタナベ所長は、「ロサンゼルス武道館は日系のためだけでなく、ロサンゼルスの皆のために使われるものだが、小東京の中心的存在になることに変わりはない。さまざまな人種から愛される場となるだろう」と、5年後のオープン予定を待ち望んだ。
 会場には、4歳からバスケットボールを始め、USC、ギリシャ、スペインでプレーしてきたジェイミー・ハギヤさんも駆けつけ、スポーツの素晴らしさやコミュニティーの大切さを語った。ハギヤさんは、「ジムができることにより、子供たちにスポーツの技術だけでなく、文化や伝統、友情、そしてリーダーシップを指導することができる」と支援した。
 さらに、1930年から40年代における南加の柔道の歴史をまとめた著書「Fighting Spirit – Judo in southern California 1930 – 1941」の著者、内間安松さんも武道館建設を歓迎。戦前、現在のパーカーセンター地に「羅府道場」があったことに触れ、「小東京に道場が戻ってきて嬉しい」とあらためて支援を表明。内間ファミリーはすでに、5万ドルを寄付している。
 LTSCのワタナベ所長は、6年ほど前に展開した「ビジョン基金」で10万ドルが集まったことを報告、寄付者に感謝の言葉を述べた。
 ロサンゼルス武道館は、総面積3万8000平方フィートの広さに、バスケットボールのコート4面やロッカールーム、コミュニティースペース、屋上ジョギングトラックや庭園、また150台収容可能な地下駐車場を備えた多目的スポーツ複合施設。土地を所有するロサンゼルス市とは5月17日、年1ドルで50年の賃貸契約を結んだ。
 2014年に工事着工、16年夏のオープンを目指している。
 詳細はホームページで―
 www.budokanoflosangeles.com/
【中村良子、写真も】

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