二世週祭・楽唱会「米国カラオケ紅白歌合戦」:白組男性チームが勝利

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熱戦を終え、お互いの健闘を称えあう出場歌手


鶴をイメージした舞台衣装で「おつう」を歌った斎藤公子さん


 今年で25回目の節目を迎えた「米国カラオケ紅白歌合戦」(二世週・楽唱会主催)が7月24日午後、東日本大震災復興支援のチャリティショーとしてダウニー市のダウニー劇場で開催され、白組男性チームが接戦を制して対戦成績を13勝12敗とし、1勝リードした。
 ロサンゼルス地区のほか、サンフランシスコ、サンディエゴ、ラスベガスなどで活動している各カラオケクラブから選ばれた紅白各13人、計26人の代表歌手が自慢のカラオケを披露。初出場の新鋭から連続23回出場のベテランまで多士済々、ステージは熱い盛り上がりを見せた。
 これまでの会場だった日米劇場が工事のため使用できず、ダウニー劇場で初めての紅白歌合戦となったが、ほぼ満員の盛況。ただ音響が期待されたほどでなく、特に前半はカラオケ伴奏の音量調整が不足気味で、出場歌手にとっては音がつかみずらく、曲に乗り切れなかった歌手もいた。
 全般に声質の優れた歌手が多かったが、審査員が「歌の上手な人ばかりですが、その内容が心に伝わってくる歌唱力がほしい」と評していたように、やはりこうしたステージでは観客に訴えるパワーなりテクニックが必要になってくる。歌詞もよほど注意して聴いていないと、言葉がはっきり伝わらない場合があったのが惜しまれる。
 日本から特別出演の真木柚布子(キングレコード)と正藤流の正藤勘扇家元とその舞踊団「正藤」もプロのパフォーマンスで観衆を魅了した。4年ぶりの出演となる真木は、「記念すべき大会に再びお招きくださり、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」とあいさつし、新曲「あかね空」のほか、懐かしの歌謡メドレーを客席におりて観客と一緒に歌い、また「九段の母」の熱唱には涙ぐむ観客の姿も見られた。
 3度目の出演となった舞踊団「正藤」も、若手舞踊グループらしいメリハリの利いた所作、独得のしなやかさと色気を醸し出し、「日本人が受け継いできた大和魂を舞踊という芸術を通して表現する」という舞踊団の主旨をステージいっぱいに繰り広げ、盛大な拍手を浴びた。
 会場では幕間を利用して大震災復興支援の募金が呼び掛けられた。寄せられた寄付金は全額が南加県人会協議会を通して被災地へ届けられる。また、チャリティショーの参観に感謝して入場者全員にLED省エネライト付きキーホルダーが配布され、さっそくそのライトを使い、円を描くように大きく振りかざして応援する客席に光の輪が踊った。  【石原 嵩】

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