南薩同郷人会親睦昼食会:高校卒業生2人に奨学金、75歳の会員へ敬老祝いも

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親睦昼食会に集まった南薩同郷人会の会員ら


坂上会長から奨学金を授与された草野さん(左)


 鹿児島県薩摩半島の最南端に位置する南薩地区の出身者で構成される「南薩同郷人会」(坂上正人会長、会員227家族)は7日、恒例の親睦昼食会をトーレンスの中華レストランで催した。懐かしい故郷の言葉が飛び交う会場で、参加者は親睦を深めた。
 1924年の創立以来、南薩地区出身者の心のよりどころとして機能してきた同会は、当初から毎年、高校卒業生と優秀学生への奨学金贈呈、また75歳を迎えた会員への敬老祝いを続けてきた。
 今年は、草野・仁美・エミリーさんと山口ペリーさんの2人が高校を卒業、それぞれに卒業祝い400ドルが贈呈された。山口さんはあいにく欠席となったが、枕崎出身の父、純一さんとともに参加した草野さんは、流ちょうな日本語で会員に感謝の言葉を述べた。トーレンスのノース高校を卒業し、今秋からエルカミノカレッジでコスメトロジー(美容学)を専攻する。
 子供の頃からほぼ毎年、枕崎を訪れているという草野さんは、「(枕崎は)田舎で、生活の流れがゆったりとしていてとても気に入っている。普段はあまり野菜を食べないが、祖母の家の庭で採れる野菜は新鮮でおいしい」と、枕崎の良さを話した。また、日米の違いについては、「見返りを期待しない人の優しさに一番感動した」という。

75歳を迎えた高齢者を代表し、敬老祝いを贈呈された門園さん(左)と西さん(中央)


 会場では、今年75歳になる会員計13人が発表され、この日参加した西信雄さんと門園美枝子さんには、坂上会長から直接敬老祝いの100ドルが手渡された。
 今年入会したばかりの山道公人さんは知覧の出身。約40年前に渡米し、現在は旅行会社に勤めている。「会に入って、中学の先輩や何十年も会っていなかった親戚と再会でき、大きな家族ができたようでとても安堵感がある。2、3年前に両親を亡くしているので、アメリカにいながらもこうやって故郷の言葉で気兼ねなく会話ができるのはとても嬉しい」と話した。
 同会の主な活動内容は、新年会、親睦昼食会、忘年会だが、今年4月に開催したサンタバーバラ・ソルバングへのバスツアーが大盛況だったことから、現在第二弾を検討している。会員からは、「運転ができない高齢者はなかなか遠出ができないので、会員と皆でラスベガスなどに行けたら楽しいと思う」など提案があり、今後具体案を練っていくという。
【中村良子、写真も】

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