アーバイン国際バレー大会:東レが初戦飾る―UCIに逆転、辛勝

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得点を挙げ喜ぶ東レ・アローズの選手たち(写真=木村一也)


ジャンプサーブを打つ大木貴之選手(写真=木村一也)

 26日に開幕した世界6カ国の実業団と大学の男子8チームが参加し優勝を争うアーバイン国際バレーボール大会の第2日目は27日、UCアーバインで行われた。日本から初出場の東レ・アローズ(秋山央監督)は初戦で、UCIアントイーターズと対戦し、2セットを先取されたものの逆転の3−2(22―25、22―25、26ー24、25―20、15ー13)で下し、幸先いいスタートを切った。
 「スロースターター」(秋山監督)という東レ。慣れない海外遠征の初戦ということもあり、サーブなどミスが目立った。大学生相手にもかかわらず、高さのある力強いスパイクを決められる。国内リーグでは得点が決まるボール もラリーが続いたり、ブロックされたりし手を焼いた。しかし、3セット目からは本領を発揮し、ボヨビッチと大木にボールを集め得点を重ね、劣勢を跳ね返した。
 今年の黒鷲旗全日本選手権を制した東レ。リーグトップレベルの実力を誇るだけに現在、主力選手3人を日本代表としてアジア選手権に送り出しているため、米国遠征はベストメンバーとはいえない。だが、秋山監督は12月から始まり20試合ある長丁場のリーグ戦を見越して「レギュラー選手だけで勝とうとは思っていない。チーム全員で勝つために若手に経験を積ませるのは、この大会はレベルが高いのでいい」と米遠征の意義を強調する。

スパイクを打つ東レのデヤン・ボヨビッチ選手(左)

 監督は、起用したセッター2選手の良い、悪いの両面が把握できた上に、サイドアタッカーが敵のブロッカーに対してどこまで通じるのかを確認できたことを初戦の収穫とした。「どこもいいチームなので、勝つのは難しいが、選手全員を使って国際経験を積ませたい」と抱負を述べた。
 「日本の速攻が印象的」と語るのは、UCIのミドルブロッカーのスコット・カボーケン選手。「ボールコントロールがよく、われわれのディフェンスを崩した。コンビネーションを上手く使ってスパイクを決められた」と評した。身長とパワーで勝ったUCIだったが「日本は、速さに加えてトスなどの正確さがあった。われわれの課題は、ミスをなくして日本のようにスピードをつけることだと思う」「勝てると思ったけど、反撃が遅かった。でも、僕たち学生がセミプロのトーレを相手に善戦して追い詰めることができて誇りに思う。いい経験になった」と述べた。2年生の同選手は卒業後、欧州のプロリーグでの修行を考えている。最終目標は、米国代表選手に選ばれることで、2020年の五輪出場を目指すという。【永田 潤】

【写真左】スパイクを決める相澤寿選手(7)。【同右】角田辰徳選手(16)のフェイント

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