オバマ大統領、LAで選挙資金集め:再選に向け支持呼び掛ける

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 2012年の次期大統領選の資金集めキャンペーンのためオバマ大統領は26日、ロサンゼルスを訪れた。ウエストハリウッドで開催された資金集めのイベント2件に出席し、27日早朝に次の目的地コロラド州デンバーに向けロサンゼルスを後にした。
 最初に訪れた「the House of Blues」では資金集めのコンサートが行われ、チケット価格が250ドルから1万ドルだったにも関わらず席は完売。およそ800人が参加する中、オバマ氏は得意の演説を披露。米経済の停滞を深刻に捉え「今こそ国民が一致団結し国家が直面する困難を乗り越える時」であることを強調した。
 一方で、オバマ大統領の演説が始まる前には会場の外でアフガニスタン戦争に反対する人々が抗議集会を行っていた。
 続いてオバマ大統領はレストラン「Fig & Olive」で開催された夕食会に移動。ひとり1万7900ドルと高額な参加費にもかかわらず、加州のジェリー・ブラウン知事をはじめ、ハリウッドの映画会社役員や俳優など、同大統領の再選を願う支持者が出席した。ここでも「今が試練の時。どうか私についてきてほしい」と支援を訴えた。
 今回の訪問ではおよそ200万ドルの資金が調達できたと報じられている。
 ロサンゼルス訪問に先駆けオバマ大統領は同日、カリフォルニア州シリコンバレーで開かれたタウンミーティングに出席、欧州の金融不安について、米経済や自身の大統領選再選への影響を強調した上で、「世界を脅かしている」と指摘、ユーロ圏の首脳らは十分迅速に行動していないと批判した。
 オバマ政権内では、欧州債務危機の深刻化により、12年の大統領選の際、既に停滞している米経済が景気後退に陥る可能性があるとの懸念が広がっている。
 約400人が参加したこのタウンミーティングでオバマ大統領は「欧州諸国は2007年の金融危機から完全に回復しておらず、欧州の銀行システムが直面するあらゆる課題にしっかりと取り組んだことは一度もない」と強調した。
 さらに、「その結果欧州は金融危機に直面しており、世界を脅かしている」と指摘。「欧州は責任ある行動を取ろうとしているが、そうした行動は迅速さを欠いている」と批判した。また米景気後退を回避するため、自らが提案した雇用創出法案は「大多数が賛成している」とし、法案の早期成立を訴えた。
 ワシントンで先に開かれた国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)では、米国と中国が欧州に対し、債務危機の解決に真剣に取り組むよう圧力をかけた。 

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