ジェイミー・ハギヤさん、子どもたちにバスケ指導 :スパークス入団に向け挑戦の日々を語る

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コービー・ブライアント選手の父、ジョー・ブライアントさん(左)とハギヤさん

 南カリフォルニア大学(USC)在学中、女子バスケットボール部で活躍した日系4世のジェイミー・ハギヤさんが8月30日、女子全米バスケットボール(WNBA)、ロサンゼルス・スパークスの本拠地であるステープルセンターで、子どものためのバスケットボール教室を開催した。およそ250人のアジア系アメリカ人の子どもたちが参加する中、約1時間にわたりドリブル練習など技術面の指導のほか、精神面の強化教育も行った。
 ハギヤさんは昨年の二世週祭のミス・トモダチにも選ばれ、明るく親しみやすい性格から日系社会ではまるで本当の「友達」のように多くの人々に親しまれている。

自らドリブルをし、子どもたちに手本を見せるハギヤさん

 4歳からバスケットボールを始め、USC進学後は女子バスケットボール部でチームの司令塔であるポイントガードとして活躍。身長5フィート4インチ(約163センチ)と選手としては小柄ながら、強靭な精神力と瞬時に状況を把握する卓越した分析能力を兼ね備え、同チームを2度も全米大学体育協会女子バスケットボールトーナメント(NCAA)出場へと導いた。卒業後はギリシャのプロフェッショナルチームと2年契約を結び、スペインのチームにも所属するなどの経歴をもつ。来年、憧れのスパークスへの入団テストを控えている。
 選りすぐりの選手が揃うスパークスへの道は、選手として小柄なハギヤさんにとって決して容易ではない。自身もスパークス入団を「狭き門」と表現する。しかし、「もし入団を果たしたら子どもたちに『自分もやればできる』と思ってもらえる」と明るい姿勢を崩さない。「もしダメでも、この挑戦を見たコミュニティーの子どもたちの礎を築くことはできるかもしれない。そうなれたら嬉しい」。自身が指導する子どもたちに希望の光を当てる。
 教室にはロサンゼルス・レイカーズのエース、コービー・ブライアント選手の父でスパークスでコーチを務めるジョー・ブライアントさんも参加し、子どもたちからの質問に気さくに答える姿もあった。
 ハギヤさんの従姉妹でその日練習に参加したグレンデール在住のアレックス・リーさん(14)にとってバスケットボールは家族のスポーツ。始めて10年になるという。「今日は大勢の同世代の子どもたちと練習できて楽しかった」と語り、ハギヤさん指導のもとドリブル練習に精を出した。
 明るい笑顔の裏側には人並み以上の努力が垣間見られるハギヤさん。「毎日ジムで体を鍛え、夢を叶えるため練習を欠かしたことがない。たとえその時叶わなくても、決して諦めないで。常に前進あるのみ。挑戦に終わりはないから」。最後にこう語り、子どもたちに目標を達成するため試練を受け入れることの大切さを説いた。高い目標を掲げひたむきな努力を積み重ねるハギヤさんの話に子どもたちは真剣な眼差しで聞き入っていた。【吉田純子】 

ハギヤさんの動きを真似ようと真剣なまなざしで指導を受ける子どもたち

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