テキサス州、山火事の被害拡大:住宅1000棟以上焼失、なお延焼中

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 テキサス州オースティン東部を中心に4日、少なくとも57カ所で山火事が発生し、6日までに10万エーカー(4万470ヘクタール)以上が焼け、住宅1000棟以上が焼失。火の手はとどまるところを知らず燃え広がり、同州で過去最大規模の山火事となった。
 記録的被害を受けて来年秋の大統領選の共和党有力候補者のリック・ペリー同州知事は同日の南部サウスカロライナ州での遊説予定を切り上げ、急きょテキサスへ戻った。数十機のヘリコプターや航空機で消火活動に当たっているが火勢は衰えず、非常事態を宣言した同知事は声明で「全州民は警戒を強めてほしい」と呼び掛けた。
 オースティンから南西25マイル(40キロ)の地点にあるバストロップ郡では6日午前までに3万エーカー(1万2140ヘクタール)、家屋約600棟が焼けた。少なくとも住民5000人に避難命令が出され、約400人が緊急避難所で待機している。学校は休校となり、関連行事もすべて中止された。
 同州の緊急対策局によると、被災家屋は今後さらに増える見通し。また火の手は州都オースティンから離れたところで燃え広がっているため、オースティン自体は山火事の影響を受けていないという。
 4日には、ダラス東郊のグレードウォーター市で、燃え広がる火の手から逃げ遅れた移動式住宅に住む20歳の母親と生後18カ月の娘が死亡、他に2人が死亡している。
 一方、カリフォルニア州ロサンゼルス郡北東に位置するカーン郡テハキャピ市近郊のブラクバーン・キャニオンで4日、小型機の墜落事故があり、乗っていた2人が死亡。その事故が原因で山火事が発生し20平方マイル(52平方キロメートル)が焼け、住宅12棟、ゲストハウス18棟が焼失した。また住民200人が避難している。
 消防士1255人が動員され、6機のヘリコプターと7機のエアータンカーで消火活動が行われているが、6日朝の時点での鎮火率は10パーセントとなっている。

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