ヒーロー ヒーロー

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 前回「神州天馬侠」を書いた後、もしかしたら動画サイトにあるかなと検索してみたが、残念ながら主題歌のみ。しかたがないので、まだ若かりし頃に楽しんだテレビの冒険活劇などをチェック。以下、番組を知らない方には申し訳ないが、ちょっと拾ってみた。
 昭和30〜40年代のころのテレビのヒーロー物、特撮は幼稚だけどオープニングを見ていると非常に懐かしく、歌詞も口をついて出てくるのにはわれながらあきれてしまう。
 あのころ、ヒーローのまねして風呂敷をマスクにしたりマントにしたり、とか。同級生はタンスの上から飛び降りたといっていたが、僕はせいぜい縁側から、とか。誰かが真似をして死亡したとかで抗議が殺到、番組が打ち切られたり、とか。
 オートバイ、二丁拳銃の『月光仮面』、パイナップル頭の『七色仮面』。馬に乗ってやってくる『アラーの使者』の千葉真一、『白馬童子』の山城新伍。『ハリマオ』の主題歌は三橋美智也。吉永小百合が出ていた『マボロシ探偵』。和泉雅子も出ていた『少年ジェット』。ちょっと後になるが『仮面ライダー』には山本リンダも。
 当時小さすぎて気が付かなかったか、意味がいまいち分からなかったのか『月光仮面』のオープニングの一番最後にすっごいカットが入っていたのに今回気がついた。「憎むな! 殺すな! 赦(ゆる)しましょう。」。ウィキペディアに「原作者の川内康範は日蓮宗のお寺に生まれる」とあるから自然といえば自然かも。
 このヒーローにはこれというキメぜりふもあったなあ。『忍者部隊月光』の「馬鹿! 撃つ奴があるか。拳銃は最後の武器だ。俺たちは忍者部隊だ!」。見返り美人風に振り返って「人呼んで『遊星仮面』」。真似しようとしてもなかなかうまくいかない『黄金バット』の高笑い。どれもゴッコをする時には誰かが必ずやったものだ。
 懐古趣味にひたるのは年をとった証拠だとか。いやいや、これからまだ長い人生、今のも昔のもあるものは十分に堪能して楽しく暮らすのが年をとらない生き方さ。【徳永憲治】

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