南加山形県人会、名物料理「芋煮」に舌鼓:他県出身者も本番味を堪能

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芋煮の味を堪能した後、参加者全員で記念撮影

 南加山形県人会(小林正三会長)が18日、トーレンス市のコロンビアパークで毎年恒例の芋煮会を開催した。会員家族や友人など、今年は過去最高となる72人が参加。山形名物の芋煮に加え、それぞれが持参した料理がテーブル一面に並べられ、カリフォルニアの青空の下、伝統料理に舌鼓を打った。花笠音頭や太鼓演奏、子どもたち対象のスイカ割りやゲーム大会も行われ、故郷に思いを馳せながら参加者の明るい笑い声が響きわたる集いとなった。

スイカ割りを楽しむロングビーチ在住の本馬夏鈴さん

 同会では毎年女性メンバーが芋煮作りを担当。里芋をむき塩でぬめりとあくをとり、水、こんにゃく、ごぼう、肉と一緒に鍋に入れ1時間ほどコトコト煮込む。酒、みりん、だし汁で味付けするという一見シンプルにみえるが本場の味を忠実に再現するのは難しい。同会の芋煮は絶妙な調合で故郷の味が食べられるとメンバーのみならず、他県の県人会に所属する人たちからも好評を得ている。
 鹿児島県人会の岩下寿盛前会長は「芋煮の評判を前から聞いており、食べてみたくて参加した」という。鹿児島名物の薩摩汁とも食材が似ていることから、懐かしい味わいを堪能したようだった。
 毎年味見係として芋煮作りに貢献している会田知代子さんは、「みんなが『おいしい』と言って食べてくれるのでうれしい。いつまでもこの味を継承していきたい」と力を込める。
 参加者のロングビーチ在住の本馬実紀子さんは自他ともに認める「芋煮ファン」。日本にいた頃、山形県出身の友人が芋煮を作ってくれて以来、好物だという。羅府新報の記事で芋煮会の開催を知り、他県出身ながら毎年参加。「同会は誰でも歓迎してくれる温かい人が多い。その県民性が毎年全国から多くの観光客を受け入れる本場の芋煮大会にも表れているのでは」と、山形県の魅力を語る。
 同会の小林会長は、「芋煮は山形県の大切な食文化のひとつ。県民以外の人にも愛される伝統の味を今後も引き継ぎ、さらに多くの人に知ってもらいたい」とし、2杯、3杯と芋煮をおかわりする参加者の姿を笑顔で見守っていた。  【吉田純子】

大きな鍋で1時間煮込んだ芋煮が参加者全員の食欲を満たした

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