敬老引退者ホーム、「敬老の日昼食会」を開催: 45人の90歳以上の長寿祝す

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全員90歳以上のテーブル。最高齢の99歳の山口愛子さん(右奥から時計回りに)、妹の橋本峰子さん(96)、佐々木美佐子さん(90)、崎原吉子さん(93)

 ボイルハイツにある敬老引退者ホームで9日、「敬老の日昼食会」が行われた。来賓として出席した進藤雄介・在ロサンゼルス日本国総領事代理やボランティアスタッフが見守る中、90歳以上の居住者45人の長寿と健康を祝し、プレゼントの贈呈が行われた。昼食にはマグロの刺身もふるまわれ、居住者は日本食に舌鼓を打ちつつ、日本舞踊やカラオケなどの余興を楽しんだ。
 同施設で90歳以上を迎える居住者数は2008年には19人、09年は29人、10年は39人、そして今年は45人と年々増加傾向にある。「居住者は毎日日本食を口にし、日々催される日本文化にちなんだアクティビティーを楽しみながら生活できる。このことが元気の源になっているのでは」と大石剛司施設長は説明する。
 あいさつに立った進藤総領事代理は、同施設で元気に暮らす居住者の中には女性が多いことを受け、「日本は長寿世界一の国であるが、女性は特に元気」と称賛。また居住者に対し、これまでのコミュニティーへの貢献に感謝の意を表した。

ロサンゼルス郡から授与された表彰状を手にする敬老シニア・ヘルスケア共同創立者のひとりジョージ・アラタニ氏(94)と故フレッド・ワダ氏の妻、マサコさん(98)

 同施設に入居して11年になるという最高齢の山口愛子さんは99歳。日系人戦時転住所にいた頃から始めたという編み物を今も続け、趣味を楽しみながら毎日を送っているという。長生きの秘訣はと聞かれると「心配事がないこと」と元気よく答え、明るい笑顔を覗かせた。
 男性最高齢は、今年の二世週日本祭で実行委員長を務めたマーク・ナカガワ氏の父、中川ロイさん(94)。長生きの秘訣は「何事にも常に一生懸命に取り組むこと」と説き、94歳とは思えない若々しい姿を見せ、ふるまわれた日本食と余興を心行くまで楽しんだようだった。
 二世週祭で名誉グランド・マーシャルに選ばれた敬老シニア・ヘルスケア共同創立者のひとり、ジョージ・アラタニ氏(94)と故フレッド・ワダ氏の妻、マサコさん(98)も昼食会に出席。ロサンゼルス郡から授与された表彰状をこの日手にした。
 アラタニ氏は、「自分と同年代の人々が同施設で今も元気に暮らしている事をうれしく思う」と述べ、居住者の長寿を祝福した。【吉田純子】

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