アジア映画祭で千葉真一が功労賞:新作2作品へ意欲―ジャッキー・チェンと共演も

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功労賞を受賞した千葉真一

 アクション俳優の千葉真一(英語名JJサニー・チバ)が、第1回「シンガフェスト・アジア国際映画祭」で功労賞を受賞し1日、ロサンゼルス・ウエストウッドのビッグフット・クレストシアターで催された授賞式に臨み、約500人のファンから祝福を受けた。千葉は、新渡戸稲造の「武士道」をテーマにした映画と、ジャッキー・チェンとの共演でチンギス・ハンの2人の父親を描いた2作を発表し、制作に意欲を示した。
 千葉はハリウッド映画「キル・ビル」などで好演し、実力が認められているだけに米メディアの関心は高

ファンにサインする千葉真一

い。レッドカーペットを歩いての入退場ともインタビューを受け、米人ファンからのサイン攻めにもあった。
 今回は、米映画界でアジア人俳優の模範となる活躍が認められての受賞。同映画祭のプロデューサー、チル・コング氏は、千葉について「アジア人の中で、最もパワフルであり伝説的な役者である。控えめに演技するアジア人の中で、千葉さんは初めて男らしく堂々と自分の個性を出した俳優だ。アクションに限らず、すべてをこなすことができ、受賞に値する」と称賛。「今後もハリウッドで活躍を続け、他のアジア人模範になってもらいたい」と期待を寄せた。
 あいさつに立った千葉は、俳優生活51年間を振り返り「テレビ1200本、映画210本に出演した。これだけたくさんの映画が撮れたことは、みなさんの温かい支援のお陰で、これからもいい映画を作り続けたい」と話した。

レッドカーペットを通り劇場入りする(左から)真瀬樹里、郷敦君、千葉真一と真剣祐君

 映画「武士道」と、チンギス・ハンの2人の父についての作品の制作について紹介し、サニーファンを大いに喜ばせた。武士道はハリウッド映画として制作し、戊辰戦争で散った会津藩が渡米後に「バッファロー・ソルジャー」という黒人兵部隊に守られるというストーリー。千葉は、伊藤博文を守る隊長役で出演する。ジャッキー・チェンとのコラボレーション作は「チンギス・ハンを育てた2人の父」を描き、内モンゴルで撮影する。千葉が話を持ちかけ、その場で決めたという。実の父親を千葉が、武道などチンギス・ハンに教えた育ての父をジャッキー・チェンが演じる。チンギス・ハン役は、千葉の息子の真剣祐(マッケンユー)君が務める。
 千葉は授賞式の席上、30年前に公開され、柳生十兵衛役で出演した「魔界転生」を上映した他、武道のパフォーマンスを披露。娘の女優、真瀬樹里と切り合う白熱の殺陣や、役者志望で将来が嘱望される14歳の長男真剣祐君と、11歳の次男郷敦(ゴードン)君が空手の型や板割りの実演を行うなどし、受賞に花を添えた。
 同映画祭は、アジア系映画の作品紹介とアジア系俳優の地位向上を目指して開催され、千葉などアジア系の著名俳優が各賞を受賞した。千葉は受賞について「やる気になるし、次のステップになる」と話し、さらなる活躍につなげる構えを示した。【永田 潤】

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