リステリア菌:加州産レタスから検出、全米19州とカナダで回収作業

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 カリフォルニア州中部に位置するサリナスのTrue Leaf Farms は5日、同農場が生産するローメインレタスがリステリア菌に汚染されている疑いがあるとして、全米19州とカナダに出荷されたレタスおよそ2500カートン(3万3000パウンド)の自主回収を行っていると発表した。
 リコール対象商品は9月12日と13日に出荷され、消費期限が9月29日までと記載されているもので生産番号はB256-46438-8。
 回収が行われているのは、カリフォルニア州をはじめアラスカ、アラバマ、アリゾナ、コロラド、コネチカット、フロリダ、イリノイ、ケンタッキー、メリーランド、ミネソタ、ミズーリ、ネバダ、ニューヨーク、オハイオ、オレゴン、ペンシルベニア、テネシー、バーモントの19州。
 現在までにリステリア菌感染による被害は報告されておらず、当局は感染源の特定を急いでいる。
 同農場で現在生産、出荷されているレタスはリステリア菌に汚染されていないため安全だという。
 サリナスバレーはレタスをはじめ豊富な農作物の産地として知られる。今回のリステリア菌の発見は、2010年から始まった食品医薬品局(FDA)のリサーチプログラムの一環で行われ、レタスなどの緑色野菜にひそむ大腸菌O-157などの病原菌の早期発見と拡大防止の目的で実施された。
 リステリア菌に汚染された食品を食べると、生命にも危険を及ぼすリステリア症を引き起こし、発熱や倦怠感、筋肉痛、頭痛、嘔吐などの症状が表れる。健康な成人の発症率は低いが、妊娠中の女性や60歳以上の高齢者、免疫抑制治療を行っている人、慢性疾患があり免疫機能が低下している人は注意が必要だという。
 また妊婦が感染した場合は、早産や死産をまねく危険性もあるため、当局は注意を呼び掛けている。
 先月もコロラド州の農場で生産されたカンタロープメロンからリステリア菌が検出され、全米18州でこれまでに16人が死亡。72人が感染症状を訴える事態となり、3年前に9人の死者を出したピーナッツのサルモネラ菌汚染以来の惨事となった。 

 

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