地元版WBC:アジア系4カ国が親善野球―初代王座へ、健闘誓い合う

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優勝トロフィーを囲んで、健闘を誓うアジア系4カ国の代表。左からリチャード・リー(台湾)、マイク・ジン(米国)、ケビン・パク(韓国)、佐藤昭(日本)の4氏。大会の記念グローブには各国の国旗が刺繍されている

 ロサンゼルス地域で活動するアマチュア野球リーグの代表による第1回「アジア系国別対抗親善野球大会」(AAABC=Asian Adult Amateur Baseball Classic、マイク・ジン・コミッショナー)が10月29、30日と11月5、6日の4日間、サンマリノ高校(2701 Huntington Dr.)で開催される。地元版ワールド・ベースボールクラシック(WBC)と位置づけられた大会は、日本、韓国、台湾、米国(アジア系)の各国系代表チームが参加し、初代王者の座を掛けて争う。
 大会の記者会見が地元各アジア系メディアを集め19日夜、小東京のファー・バーで行われた。大会の趣旨は、同じアジア系の少数民族が野球を通して理解、尊重し合い、違った互いの文化や考え、価値観な

居並ぶ各国代表とともに抱負を語る佐藤昭・日系代表(右端)

どを共有し親善を図る。真剣勝負で心を通い合わせ、国境を越えた理解を深める。
 各国の代表が意気込みを語り、親善を強調しながらも出身国の威信に掛けた全力プレーの中での健闘を誓い合った。大会開催を目指して、昨年と今年5月に地元で日韓戦が行われ、盛り上がりを見せたことから、他の2カ国が参加し今大会につながった。日系代表は、4リーグを統括する「南カリフォルニア日系野球リーグ」(佐藤昭コミッショナー)に属する計27チームから選抜選手が出場。米国チームには、日系人チームの二世アスレチックユニオンも含まれている。
 ジン大会委員長は、米国全体の人口に占めるアジア系の割合は5%であるのに対し、大リーグ選手は2・1%と少ないことを紹介し「大会を通してアジア系が1つになり、存在感を示すことができればいい。エキサイティングなゲームをして来年につなげたい」と抱負を述べた。日本の佐藤コミッショナーは、東日本大震災について「戦後最大の国難で、被災者は厳しい生活を強いられている」と説明。懸命のプレーで挙げた勝利を被災地へ捧げることを約束した。
 大会は総当たり戦で行われ、最終日には決勝戦と3位決定戦が行われ各順位が決定する。試合は無料で観戦できる。大会の詳細は、公式ウエブサイト―
 www.leaguelineup.com/aaabc
 http://scjbl.org
【永田潤、写真も】

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