奥飛騨紅葉の旅

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 ようやく休みが取れたので4年ぶりに日本へ一時帰国した。
 噂に聞いていた羽田空港発着の日系航空会社を利用してみたところ、大変便利。まずロサンゼルス空港を午前1時に出発するので、出発当日が丸々使え、羽田空港には翌日の午前6時前に到着。少々眠気はあるものの、時差ぼけも軽くて体への負担が少ない。
 空港内の両替所、レンタル携帯ショップ、スーツケースを送る宅配もオープンしているし、モノレールや電車も始発から利用できる。何より都内へのアクセスが時間が短くて済む。
 実家に数日滞在し、メインイベントの奥飛騨旅行へ出発。山すそから上がっていくにつれ、鮮やかな赤、黄に染まる紅葉が楽しめた。
 滞在したのは古木をふんだんに使った落ち着いた福地温泉「湯元長坐」。荷物を置くと早速温泉へ向かう。宿の特徴の一つに鍵がかかる家族風呂があり、周りに気兼ねせずゆっくり過ごすことができる。屋内の風呂は檜のすがすがしい香りが漂い、たっぷりのお湯が疲れを癒してくれる。
 温まったところで露天風呂へ移動。ごつごつした岩作りのお風呂に浸かると、はらはらと紅葉の葉が落ちてきてなんとも風情がある。流れるお湯の音だけが響き、静寂そのもの。12時間、小さい子供を膝の上に乗せて長旅をしてきた甲斐があった。
 風呂から上がると囲炉裏のある部屋に通され、土地の野菜をふんだんに使った料理が次々に運ばれる。絶品は焼いたヤマメを一匹丸ごと入れた骨酒。焼き魚の香ばしい香りがお酒に移りなんとも美味。
 一泊二日だったが、やはり日本はいいなあとしみじみ感じた。震災からの復興、放射能汚染、不況と問題は山積みだがこれからも出来るだけサポートしていきたい。
【下井庸子】

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