天皇誕生日、総領事の紹介兼ね祝賀会:震災復興支援に感謝も

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リトル東京サービスセンターのビル・ワタナベ所長(左)と招待客一人ひとりを歓迎する新美総領事

 ロサンゼルス市ハンコックパーク地区にある総領事公邸で17日、12月23日に78歳を迎える天皇陛下の誕生日祝賀会と新美潤・在ロサンゼルス総領事の着任レセプションが行われた。日系諸団体の代表者をはじめ、日本に由縁のあるアメリカ人招待客などおよそ410人が集い、ロサンゼルスでひと足早い陛下の誕生日を祝った。  
 気管支肺炎のため現在入院中の天皇陛下の病状を気遣い、会場入り口には「難を転じて」との思いから南天をあしらった草月流ロサンゼルス支部による生け花が飾られた。

陛下の誕生日を祝福し、南加地区からの被災地支援に謝意を述べる新美総領事

 東日本大震災の発生後、米国から日本に多大なる支援が向けられたことへの謝意、そして10月8日に着任した新美総領事の紹介の意味も込め、今年の祝賀会は例年より1カ月早い開催となった。  
 会場では甚大な被害が出た福島、宮城、岩手の東北3県の地酒も参加者に振る舞われ、復興に向かう被災地の様子を写した写真や、先日行われたハリウッド初の日本映画祭「LA EigaFest」でも上演されたドキュメンタリー映画「東日本大震災の記録、世界の絆に感謝」も披露されるなど、日本が頑張る姿が届けられた。
 加州のジョン・チェン会計検査長官は、「同時多発テロやハリケーン・カトリーナなど米国が危機に瀕した時、日本はいつも温かい支援の手を差し伸べてくれた。東日本大震災のサポートは日本への恩返し」と述べ、日米の友好関係をさらに深めるものになったことを強調。
 あいさつに立った新美総領事は、陛下の病状を気遣いながらも今後のますますの健康を願い誕生日を祝福。また震災後の米国からのサポートにも触れ、8カ月が経った今も日本人、日系人が多く住む南加地区から温かい支援が被災地に送られていることに感謝の意を表した。
 米国における日本研究の発展に貢献した功績から昨年、旭日中綬章を授与された南カリフォルニア大学(USC)のピーター・バートン名誉教授も出席。2年間の日本在住中、天皇陛下と美智子妃殿下の成婚パレードを見ることができた思い出を振り返り、陛下の誕生日を祝福した。【吉田純子、写真も】

陛下の病状を気遣い「難を転じて」との願いで南天を使用した草月流による生け花

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