南加日商主催、歳末助け合い募金スタート:日系マーケット7店舗で一斉に

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募金箱に寄付をするマイケル・アスキューさん(写真右)と息子のリアムさん

 南加日系商工会議所(竹花晴夫会頭)が主催し、敬老シニアヘルスケアと南加日商財団への寄付を目的とした「歳末助け合い募金運動」(マック宮崎、柴邦雄・両実行委員長)が3日、小東京、ガーデナ、トーレンスの日系マーケット7店舗で一斉に始まった。小東京のジャパニーズ・ビレッジプラザではキックオフセレモニーが行われ、新美潤・在ロサンゼルス総領事をはじめ、活動に賛同した日系諸団体の代表者らも参加。「助け合いの精神」が多くの人を救うことができると説き、募金運動への協力を呼び掛けた。

南加日系婦人会の土斐崎和子さん(左から2人目)から敬老のオードリー・タナカさん(左端)に1000ドルの小切手が手渡された

 20年以上続いているという同募金運動には毎年多くのボランティアが参加。今年は100人が集結し、日系マーケットのニジヤ、マルカイ、ミツワ店頭で募金活動を行う。クリスマス前の18日まで毎週土日、午前11時から午後3時まで実施される。
 セレモニーは鼓玄会による太鼓演奏で幕を開けた。その力強くこだまする太鼓の響きに道行く人も思わず足を止め、募金運動に一役買った。
福祉を活動目的のひとつに掲げる南加日系婦人会からは1000ドルがこの日贈呈され、敬老のオードリー・タナカさんは「同施設で暮らす高齢者のために役だたせて頂きます」と感謝の気持ちを述べ、小切手を受け取った。
 日商の竹花会頭は、募金運動の根底にあるのは日本人の中に備わる「高齢者を助けるスピリット」だと力を込める。長年日系コミュニティーのために尽力し、その礎を築いてきた人々に対し、「少しでも役に立ちたい」との思いから募金運動は今に続く。日本人以外は歳末助け合い運動になじみがないため、「こうした日本の慣習も広めていきたい」と意気込む。
 ボランティアとして今年初参加したサンゲーブル在住の中村好子さんは、日本では年中行事のひとつにもなっている歳末の募金運動を「この機会に米国育ちの娘にも知ってもらい、活動を通して『助け合いの精神』を感じてほしい」と娘の華さんと共に寄付を呼び掛けた。
 募金に訪れたマイケル・アスキューさんと息子のリアムさんは、日本が大好きで小東京には食事やイベントが開催されるたびに足を運んでいるという。特に日本の高齢者を敬う文化に感銘を受け、欧米では珍しい高齢者のための募金活動に「日本人の美しさを見た」とし、「息子にもこの精神を学んでほしい」と語った。
 ジャパニーズ・ビレッジプラザにはエリカ・オルセン二世週祭女王をはじめコート6人が集合し、クリスマスツリーの下で即興のクリスマスソングを披露。透き通る歌声が道行く人々の足を止め、自然と募金箱に寄付をする人の姿も目立った。
 クリスマスが近いことも重なり、日商のメンバーらはサンタクロースの帽子をかぶり、募金運動に参加。集まった寄付金は年明けに、日本人サンタらによって敬老に届けられる。
参加団体は南加日商、南加日系婦人会、大正クラブ、パイオニアセンター、南加庭園業連盟、倫理研究所USA、南加昭和会、日系アクティブライフクラブ、北米沖縄県人会、オレンジ郡日系協会など。
 募金運動の詳細は日商まで、電話213・626・3067。 【吉田純子、写真も】

キックオフセレモニーに集まった募金運動の参加者ら

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