日韓チャリティー野球:1万7千ドル寄付し復興支援―日本、被災地に勝利捧ぐ

0

韓国に勝ち喜ぶ日本チーム


復興祈願で販売された記念Tシャツ

 東日本大震災の被災地救済の義援金集めを目的としたロサンゼルスの地元野球チームによる日韓戦「PLAY FOR JAPAN 2011」が10日、ロングビーチのブレア・フィールドで行われた。参加者約2000人が犠牲者の冥福を祈り黙とう。屋台の売上げや募金運動で稼いだ約1万7000ドルを寄付し、日本チームは11―9で挙げた勝利を被災地に捧げ再起へエールを送った。
 会場には、日本食(焼き鳥、たこ焼き、カレーライス、ラムネなど)やスーパーボールすくい、ヨーヨー釣りなどの屋台が出て、水墨画、空手、太鼓のパフォーマンスも繰り広げられ盛り上がった。記念Tシャツやラッフルチケット、バザーの売り上げも寄付金アップに貢献。市に支払う会場使用料は、韓国系の大手アパレルメーカーが負担したことから、入場無料となった。

勝利を祝し胴上げされる吉野光昭監督

 試合は韓国が1回表に5点を取り先制、昨年の日韓戦と反対の出足となった。しかし、日本はその裏、打者一巡の猛攻で一挙8点を挙げ逆転。母国代表と同じく実力が拮抗する両チームだけに、昨年の対戦と同様の一進一退の緊迫したゲーム展開となった。打撃戦となったが日本は投手6人を繰り出し、韓国の猛反撃を振り切り、昨年の雪辱を果たした。
 韓国のワンクン・ウォン監督は「日本を助けるイベントに参加できて本当にうれしい。われわれも頑張ったが、日本はいいチームだった。毎年、日韓戦が持てればいい」と述べた。慈善試合の提唱者、大会委員長であり選手兼監督の吉野光昭さんは、企業やレストラン、ボランティアなど支援者に謝意を表し大会の成功を誇った。試合については「大差をつけられたが、『勝つぞ』という執念で粘った。みんなが、被災者と同じく試練を乗り越えて逆転(復興)するという気持ちになって力を発揮してくれた」と話した。【永田潤、写真も】

健闘を称える日韓両チームの選手

Share.

Leave A Reply