車のオイル交換:3000マイルごとは誤り、加州が啓蒙キャンペーン

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 加州資源リサイクル回収局はこのほど、「車のオイル交換は3000マイルごと、あるいは3カ月ごと」という一般に広く知れ渡った「常識」は誤りであるとし、州規模で誤りを正すためのキャンペーン「チェック・ユア・ナンバー」(Check Your Number)を開始した。
 加州資源リサイクル回収局によると、エンジンの性能やオイルの質の向上により、3000マイルごとまたは3カ月ごとのオイル交換を推奨するメーカーは現在ほとんどなく、長年伝えられてきた「常識」は誤りであるという。また、廃棄オイルによる環境汚染も問題になっているとし、メーカー発行のオーナーズ・マニュアルに記載されている数字に従うよう呼びかけた。
 同局のマーク・オールドフィールド氏は、「われわれが行った調査結果によると、いまだ、加州の約半数が3000マイルごと、あるいはそれよりも早くにオイル交換をしていることが分かった」と述べ、州は誤りを正すため、車の年式、メーカー、車種を入力するだけで、メーカーが推奨するオイル交換の時期を知らせてくれるウェブサイト(www.checkyournumber.org)を立ち上げた。
 オールドフィールド氏は、ドライバーがそれぞれ推奨された正しい時期にオイル交換をすることで、州は年間約1000万ガロンのオイルを節約でき、環境に良いだけでなく、ドライバーにとっても節約になると訴えた。
 科学者同盟(UCS)のシニア・エンジニア、ドン・アナール氏は、適時にオイル交換をする以外にも、タイヤの空気圧を正しく保ち、無駄なエンジンのアイドリングを避けることにより、オイルの消耗量を減らすことができるとアドバイス。南加オートクラブの自動車リサーチセンターのスティーブ・マザール氏も、それぞれのメーカーが推奨する交換時期を信頼して問題ないと訴えた。
 フォードでは、一部の車種で7500マイルごとのオイル交換を勧めているが、ほとんどの新車モデルに対しては1万マイルごとの交換を推奨している。
 現代の多くの車には、走行マイル数や気候などといった車の利用要因をもとに、オイル交換やメンテナンスの必要性を知らせるシステムが搭載されている。ホンダやアキュラ車では、普通の状態で運転した場合、たいてい5000~1万マイルごとにランプが点灯する。一方、BMWの場合、運転状態が良ければオイル交換は1万5000マイルごとで問題ないという。
 州規模のキャンペーンが始まったことにより、「不必要なサービスやオイル交換を強要された」とドライバーらから訴えられることを避けるため、一部の自動車販売業者やオイル交換をするオート・サービス・ステーションでは、メーカーが推奨する時期よりも早めにオイル交換に訪れたドライバーに対し、その旨を理解しているとの内容の書類にサインをさせるところも出てきたという。
 加州資源リサイクル回収局のホームページは―
 www.calrecycle.ca.gov/

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