LA郡参事会:日系人の収容決議取り消す

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 ロサンゼルス郡参事会は6日、第二次世界大戦の勃発に伴い、日系人を戦時転住所に収容するよう求める決議を行ったことに対し、開戦から70年たった今、全会一致で同決議を取り消した。
 1942年に日本軍が真珠湾を攻撃した後、当時のルーズベルト大統領は日系人を強制的に収容する大統領命令を発令した。これにより約11万人の日系人が収容され、不自由な生活を強いられた。
 当時のロサンゼルスにはおよそ3万7000人の日系人が住んでおり、その3分の2が米国市民であったにも関わらず、転住所への入所を余儀なくされた。
 マーク・リドリー・トーマス郡参事は、「この事実を無視し、無解決事件のように扱うことはできない」とし、「正しいことをするのに遅すぎることはない」と力を込めた。
 テレビシリーズ「スタートレック」のヒカル・スールー役で有名な日系人俳優ジョージ・タケイ氏もこの日行われた郡参事会の会議に出席した。当時5歳だったタケイ氏は家族とともに転住所に入所。「私の母はこの出来事を、人生の中でもっとも屈辱的な経験だったと語っていた」と当時を振り返った。
 取り消しの採決に先立ち、マンザナー戦時転住所で生まれたというリトル東京サービスセンター(LTSC)の創設者ビル・ワタナベ氏をはじめ、多くの日系人がスピーチに立ち、同じような過ちを2度と繰り返さないよう訴えるとともに、日系人部隊の陸軍第442連隊戦闘団に入隊した兵士たちの勇気をたたえた。
 日系3世で父親がワイオミング州の戦時転住所に入所し、442連隊にも所属していた同郡のウィリアム・フジオカ行政局長は、郡参事会での全会一致の取り消し決定に感謝の気持ちを表した。 

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