熊本県人会:青空の下、親睦深める

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二人三脚に参加する熊本県人会の会員ら


婦人会メンバーが用意した食事を楽しむ来賓と会員


 南加熊本県人会(沖田義邦会長)と同婦人会(平野ジャニス会長)は15日、恒例の合同親睦ピクニックをブエナパーク市のジョージベリス公園で催した。会場には来賓、会員、その家族ら約130人が集まり、青空の下、婦人会会員による手料理やミニ運動会などで親睦を深めた。
 沖田会長はあいさつの中で昨年の東日本大震災を振り返り、会員が一体となって宮城、福島、岩手の3県を支援してきたことにあらためて感謝の言葉を述べるとともに、「(震災から)一年以上が経った今でも、被災地は大変な思いをしている」とし、できる限りの支援を続けていきたいと抱負を述べた。
 また昨年7月に、日系4世中学生選抜バスケットボールチームが熊本県玉名市に滞在し、地元中学生チームと親善試合をしたことから、今年8月に玉名市から生徒、保護者総勢90人がロサンゼルスを訪問、親善試合やホームステイなどを予定。県との交流の絆も年々深まっていると会員らに報告した。
 同県人会では毎年ピクニックの日に、大学進学が決まっている熊本県人会子弟に奨学金を授与しているが、今年は該当者がおらず、見送りとなった。
 来賓を代表してあいさつに立った県人会協議会のジョージ・森副会長と、南加日系商工会議所の竹花晴夫会頭は、ともに九州地方で甚大な被害を出した大雨に対し、お見舞いの言葉を述べるとともに、ピクニックの開催に尽力しているボランティアにねぎらいの言葉をかけた。
 平野ジャニス婦人会会長は、「少しずつではあるけれど、若い世代の会員も増えてきている」と述べ、会の存続には若者の入会が必須であると強調。「県人会は日系の歴史や文化を学べる貴重な団体。今となっては、若い人が『歩く歴史学者』と触れ合える唯一の場所といっても過言ではない」といい、若い世代が自身のアイデンティティーを学べる貴重な場で、継続していく必要性を訴えた。
 平野さんの母親で、熊本県来民町から1959年に渡米、同県人会の会員歴が50年以上になる平野エミさん(92)は、「昔は皆、英語が苦手だったので県人会が唯一の心のよりどころで支えだった」と振り返り、時代が変わってきていると話した。婦人会会長も務めたことのある平野さんは、今でも気兼ねなく郷土の言葉で会話ができる同会の存在は貴重であるといい、「長く続いてほしい」と願った。
 婦人会が用意した食事の後は、ラジオ体操、婦人会コーラス、竹嶺会の民謡に続き、3世代一緒にミニ運動会を楽しんだ。【中村良子、写真も】

竹嶺会の演奏に合わせ、炭坑節を踊る参加者

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