福島県人会:故郷への支援に感謝

0

光太鼓による演奏を楽しみながらバーベキューを満喫する南加福島県人会の会員と来賓


会場には会員が用意した手料理やバーベキューが並んだ


 南加福島県人会(マイク・紙本会長、会員120家族)は15日、恒例のサマーピクニックをブエナパークで催した。会員ら約80人が集まり、東日本大震災から1年以上が経過した今でも多くの義援金などが届いていることに感謝、会員同士も団結し、継続的な支援を誓った。
 昨年3月11日の震災発生以来、故郷の支援のためにさまざまなイベントや義援金集めなどを行ってきた福島県人会の紙本会長によると、同会は今までに総額6万5000ドルを県庁へ送金。現在でも地元企業や団体、個人などから義援金が送られてくるといい、「ありがたいのひと言に尽きる」と感謝した。
 また、震災を機に福島県人会への入会が増え、若者のメンバーも増えつつあるという。会員間の同郷意識も強まり、会の結束がより一層固くなったと振り返った。
 現在は、来月小東京で開催される二世週日本祭に合わせて福島県から訪羅する「郡山少年少女合唱団」の支援を考えているといい、引き続きいろいろな面で故郷のサポートを計画している。
 震災を機に同県人会の存在を知り、この日初めてイベントに参加したアーバイン在住の安良一美さんは相馬市出身で、家族が被災した。地震発生時、自宅にいた母親と妹は後方から迫り来る津波から逃げるため、互いの手と手を取り合い全力疾走、幸い家族は全員無事だったが、自宅は半壊し、長期間にわたって避難所生活を余儀なくされた壮絶な被災体験を話した。

スイカ割りに挑戦する紙本会長

 アメリカでは震災支援イベントを通じ、「人の温かさを感じた」という。現在体調を崩している父親の看病をかねて9月に帰国を決意した。「8年間日本に帰ってなかったので不安は多い。同年代の友人はみな原発を心配して他地域や他県に引っ越してしまい、今地元は高齢化している。その中で自分が何ができるのか、精いっぱいの協力をしたい」と話すと、会員からは温かい拍手が送られた。
 ピクニックでは、毎年国府田ファームから寄付されるもち米で作った赤飯を囲み、会員手作りの料理やバーベキューを満喫。光太鼓による迫力ある演奏などが披露された他、スイカ割りなど会員らは青空の下、楽しいひとときを過ごした。 【中村良子、写真も】

Share.

Leave A Reply