南加佐賀県人会:12年ぶりピクニック再開

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思っていた以上に悪戦苦闘した綱引き大会

 南加佐賀県人会(中西和彦会長)は8月26日、パロス・バーデスのロバート・ライアンパークでピクニックを開催した。会員家族や他県の県人会会長をはじめ、サンフランシスコの北加佐賀県人会会長やラスベガスなど遠方からも参加者が集まり、およそ50人がバーベキューや綱引大会を楽しみ交流を深めた。

バーベキュー作りに専念する参加者 

 同県人会では参加者の減少により、2000年以降はピクニックを実施していなかった。しかし最近では若い世代の会員が会の運営にも積極的に参加し、その働き掛けもあり12年ぶりに再開された。
 中西会長は、イベントがまたひとつ増えたことを喜ぶとともに、「今後もさらに多くの会員に参加を呼び掛け、ピクニックを継続させていきたい」と意気込んだ。
 さらに同会では今年から、佐賀県出身の大学生をカリフォルニア州に招き、起業家精神を学んでもらう研修プログラム「佐賀県海外使節団」を主催しており、プログラムを継続させるためNPOの設立を前向きに考えていることを会員に伝えた。
 この日はサンフランシスコに拠点をもつ北加佐賀県人会の大久保利貞会長も遠路はるばる訪れた。同会の会員数はおよそ40人で、シリコンバレーが近く、商社も多いことから駐在員が多く、ほとんどが新1世だという。主な活動内容は3カ月に1度開催される食事会。「南加では会員同士が交流を深めるだけでなく、若者を支援する研修プログラムまであり工夫を凝らしている。今後の会運営の参考にしたい」と語った。

中西会長(手前右)と談笑する台湾出身の(右から)スティーブ・ワンさん、ポー・リンさんとその友人

 佐賀県武雄市出身の柏田久美子さんと姪の福田絵美さんはラスベガスから参加。柏田さんは20年前にLAに住んでおり、当時はよく同会のイベントに参加していたという。久しぶりに同郷の人と話をし、「懐かしい気持ちになった」と語り、交流を心行くまで楽しんだようだ。
 台湾出身のポー・リンさんとスティーブ・ワンさんは何度も日本を訪れるほどの親日家。二世週祭の七夕祭りで中西会長と知り合い、日本文化について話しているうちに意気投合しピクニックに招かれたという。「若い人と交流するのは楽しい」と話す同会長にとって、他国の若者が日本文化に興味を持ってくれたことが嬉しく、県や国境、世代を問わずひとりでも多くの人が集い、親睦を深めてほしいとの思いが表れている。
 出来立てのバーベキューに舌鼓を打った後は、綱引き大会。ほとんどの人にとって「小学校以来」だった綱引きに悪戦苦闘しながらも、参加者は青空の下で爽快な汗を流した。【吉田純子、写真も】

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