南加山形県人会:故郷の味「芋煮」を堪能

0

 
 

芋煮会に集まった全員で記念撮影

 南加山形県人会(小林正三会長)が16日、トーレンス市のコロンビア・パークで毎年恒例の芋煮会を開催した。会員家族やその友人などおよそ60人が集い、同県の郷土料理に舌鼓を打ちつつ、ゲームや花笠音頭の練習で汗を流して親睦を深めた。

参加者にはできたての芋煮がふるまわれた

 芋煮は同県を代表する伝統料理で、9月の秋空の下、家族や親戚が一同に会し、川辺で小枝を集めて火をおこし、主役の芋をはじめ、肉やこんにゃく、野菜などを大鍋に入れ、だしでコトコト煮込んで作る。
 ロサンゼルスでは、川辺で芋煮を作ることは難しいが、同県に縁のある人が集まり、本場の味を再現している。
小林会長は、「山形出身者でもLAで暮らしていると、自宅でわざわざ芋煮を作ることはほとんどないのでは」と話し、芋煮会が故郷の味を思い出してもらう絶好の機会であると力を込める。
 同会メンバーで山形市出身の熊谷啓さんは家族で参加。芋煮は地域や各家庭によっても味が違うというが、「山形の実家で食べていた味と似ていて美味しい」と語り、故郷の味を思い出しているようだった。
 妻の茂美さんは他県出身者だが、芋煮が大好物。芋煮が食べられることから毎年楽しみにしているという。
 山形県出身でUCアーバイン校に留学中の片桐規次さんは、この日たまたま芋煮会の会場前を通りかかった。偶然だったにも関わらず同郷の人々と巡り会い、芋煮も賞味。「ロサンゼルスで芋煮が食べられるとは思ってもみませんでした」と語り、故郷の味を堪能したようだ。

初参加者の片桐規次さん(左)と故郷の思い出話に花を咲かせる小林会長

 毎年芋煮会にはその味の評判を聞きつけ、「ぜひ食べてみたい」と訪れる参加者の姿が目立つという。今年も2人が芋煮をきっかけに会員になった。
 美味しい料理で食欲を満たした後は、待ちに待ったゲーム大会。卵運びリレーや袋飛び競争、スイカ割りなどで子どもたちは汗を流し、賞品を獲得。最後に山形の伝統芸能である花笠踊りの練習会も行われ、参加者たちは故郷への思いをさらに深め、来年の再会を約束した。【吉田純子、写真も】

Share.

Leave A Reply