2007年8月、ジャパニーズ・ビレッジプラザ内の三河屋再開式典に出席する(右から)ペリー市議、橋本さん、夫で同社副社長のジョー・フリードマンさん(写真=永田潤)

 ロサンゼルス市議会はこのほど、三河屋のCEOで、コミュニティーリーダーのフランシス・橋本さんの長年にわたるコミュニティーへの貢献をたたえ、小東京の2街とアズサ通りにあるプラザに同氏の名前を命名する条例案を全会一致で承認した。
 条例案は9区のジャン・ペリー市議と14区のホゼ・ウイザー市議、8区のバーナード・パークス市議により提出されたもので、アントニオ・ビヤライゴーサ市長の承認を経て施行される。披露セレモニーは10月1日(月)に同プラザで予定されている。
 今年7月1日に市議会区境界線が変更されるまで小東京を含む9区を管轄していたペリー市議は、橋本さんの突出したリーダー気質を称賛。二世週祭をはじめ、各日系コミュニティーイベントへの貢献、またビジネスウーマンとしての貢献をともにたたえた。
 アリゾナ州ポストン日系人収容所で生まれ、ボイルハイツで育った橋本さんは、小学校の教師を経て、家業である和菓子店「三河屋」を継ぎ、1970年にCEOに就任した。以来、モチアイスクリームやベーカリーの販売、倉庫管理などで事業を拡大していった。
 社会活動にも情熱を注ぎ、小東京ビジネス協会や二世週祭ファウンデーション、南加日系商工会議所などをはじめ、これまでさまざまな日系団体で多くの役職を兼任。二世週祭では、コロネーションボウルにパフォーマンス部門を取り入れたり、日本の伝統文化に焦点を当てるなど、娯楽性を高め集客数アップに貢献した。また、姉妹都市名古屋市との交流にも大きく寄与した。
 10月1日午前11時半から予定されている披露セレモニーへの参加希望者は二世週祭ファウンデーションまで、電話213・687・7193。またはメールで―
 niseiweekfoundation@yahoo.com
【グエン・村中、中村良子】

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