灼熱のレイク・ラスベガス

0

 
 忙しい日々が続いたので、気分転換に週末を利用してラスベガスに行くことにした。きらびやかな中心街のストリップは何度も行っているので、今回はまだ行ったことがないレイク・ラスベガスへ向け出発。中心街から約30キロ東に作られた人口池を配したリゾート開発地で別荘もある。宿泊先のホテルも、HPで見る限り快適そうだ。
 昼過ぎに自宅を出発。用意したタコウィンナーやおにぎりをほお張り、移りゆく車窓を眺め15号線をひた走る。
 モハベ国立自然保護地区にさしかかると、車道以外は人工物がほとんど見当たらず、なだらかな丘がどこまでも広がる。青い空も近く感じる。大きな雲の塊がふわふわと浮いて、雲の影が大地を覆う。スモッグだらけのロサンゼルスとは大違いだ。
 出発から5時間ほどして夕方に到着。車から降りると、暑さで一気に汗が噴き出す。荷物と小さい子供を抱え、逃げるように冷房の効いたホテル内へ。
 ところが、バンケットルームばかりで、メイドはおろかスタッフの姿が見えないし、ロビーの表示がない。いったん建物を出て中庭を横切り、本館らしき建物に入るものの同じように迷子になった宿泊客とうろうろすること15分。
 ようやくチェックインを済ませて、外に出てみると、セ氏38度の熱風が吹きつけ、頭のてっぺんから汗がどっと出てくる。暑すぎて人工池で水遊びをしている人もいない。期待していたプールも遠くて、結局行かずじまい。
 小さな子供がいるので、レストランも屋外のテーブルに座ったが、流れ出る汗で味もよくわからない。
 学生時代にパームスプリングスに住んでいたので、暑さは平気と思っていたら大間違い。池の周りにレストランが並ぶがあまりぱっとしない。ホテルの内装や設備も中途半端で、あまりくつろいだ気はしなかった。
 帰りはデスバレー、エンジェルス国立公園を通ってきた。
 デスバレーはその名の通りセ氏45度の灼熱地獄。途中休憩で入ったレストランでは、英語が聞こえず、フランス語やドイツ語が飛び交っていて驚いた。
 結局、ラスベガスの往復で眺めた自然に癒された旅だった。【下井庸子】

Share.

Leave A Reply