文化書道米国連合会:創立40周年を盛大に祝す

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書道展受賞式で受賞者を祝福する井上名誉会長(左から3人目)と熊野新会長(左から4人目)

 南加地区で書道の普及と伝承に励む文化書道米国連合会は21日、トーレンス市のミヤコ・ハイブリッドホテルで創立40周年を記念し祝賀昼餐会を開催した。生徒らおよそ100人が参加する中、井上拓泉名誉会長の長きにわたる生徒育成への熱意と尽力をたたえるとともに、新たにバトンタッチした熊野美泉新会長の就任を祝した。

講談「王羲之伝」を披露する吉見愛鶴さん

 会場には同会メンバーのほか、井上名誉会長と熊野新会長の作品も展示され、昼餐会が始まる前から両氏の作品をていねいに鑑賞する生徒たちの姿が目立った。
 井上名誉会長が今から40年前に創設した同会は、ロサンゼルス地区をはじめサウスベイ地区、オレンジ郡で書道教室を持つ。各教室でこれまでに書道を習った生徒は2000人を超えるといわれ、「字は人なり」との教えのもと、日本文化の普及に努めるだけでなく、日系コミュニティーとの文化交流にも貢献してきた。
 「字が上手になりたい」との思いから18年前に入会した梁重石理事長は「長く続けてこられたのは井上先生の指導のおかげ」と尊敬の念を込めて語る。
 昼餐のあとのエンターテインメントでは同会生徒の吉見愛鶴さんによる講談「王羲之伝」が行われた。
 池の水が真っ黒になるまで練習するほど努力家であった書家・王羲之は、立身出世を望まず誰に対しても誠実な人柄で、趣味の合う友人と健康な体だけを望んだ人物であったことなど、王羲之の生涯を通して書道の歴史を迫力ある力強い声で解説した。
 あいさつに立った井上名誉会長は、教え始めて40年が経過し、「ついてきてくれた生徒全員に感謝したい」と述べるとともに、「書道に年齢は関係なく、いつでも始められる。今後も生徒を増やし教え続けたい」と気持ちを新たにした。
 教室開設と同時に入会し、井上名誉会長の最初の弟子である熊野新会長は「井上先生を見習って、今後も同会の発展のために尽くしていきたい」と意気込んだ。
 昼餐会ではほかに、書道展受賞者への表彰状の授与式が行われ、生徒たちは仲間の受賞をともに喜んだ。【吉田純子、写真も】

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