ロサンゼルス市警察(LAPD)はこのほど、今月12日から2日間かけ、スペースシャトル「エンデバー」がロサンゼルス国際空港(LAX)からロサンゼルス・ダウンタウン近くにある「カリフォルニア・サイエンスセンター」に輸送されることを受け、ルート周辺で交通規制が敷かれるほか、見物客などで混雑が予想されるとして注意を呼びかけている。
 エンデバーは12日、現在格納されているLAXのユナイテッド航空社倉庫を出発し、ロサンゼルス、イングルウッドを通り、2日間かけてエクスポジションパークにある博物館へ運ばれる。
 当局は、重さ17万ポンド、5階建てのビルに匹敵する長さを有するシャトルの12マイルにわたる輸送は同市初の試みで、容易ではないと強調、周辺住民の協力を求めた。
 シャトルは時速2マイルで輸送され、移動に合わせシャトルの位置から1マイル先までで通行止めや交通規制が敷かれる。
 12日に予定されている通行止めは、セプルベダとマンチェスター間のリンカーン通り、セプルベダとエアポート間のウエストチェスター・パークウエー、セプルベダとマンチェスター間のラティエラ通り、ラティエラとクレンショー・ドライブ間のマンチェスター通り。
 また13日に予定されている通行止めは、イングルウッド・フォーラムとクレンショー・ドライブ間のマンチェスター通り、マンチェスターとクレンショー間のクレンショー・ドライブ、マンチェスターとマーチン・ルーサー・キング間のクレンショー通り、クレンショーとフィゲロア・アベニュー間のマーチン・ルーサー・キング通り。
 カリフォルニア・サイエンスセンターでは、10月30日からのエンデバーの一般公開を予定している。チケットなどの詳細は同センターのホームページで―
 www.californiasciencecenter.org/

先月9月21日、ロサンゼルス国際空港への着陸前、ジャンボ機に背負われ小東京はじめロサンゼルス上空を旋回したエンデバー(写真=中村良子)

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