年の瀬に魂にご馳走を

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 一年に一度の大きなイベント、クリスマスが終わり、もらったプレゼントに喜ぶ人、早速返品する人、いろいろな人がいるだろう。
 筆者が今年もらったプレゼントはお掃除ロボット。共働きで小さい子供がいるため、朝早く家を出て、帰宅後は夕食の準備や子供の世話で慌しく、なかなか思うように掃除ができない。室内で飼っている猫の毛にも悩まさせられていた。メイドを雇うほどの豪邸でもなければ、予算もない。困っていたところ、「サンタクロース」にお願いしてみた。
 本当に奇麗になるのか半信半疑だったが、いざスイッチを押してみると、若干音は大きいものの、フローリング、カーペット、ラグの上などすいすいと動き回りごみを吸い取っていく。
 まだ使い始めて数日だが、毎朝出かけるときにスイッチを押すと、帰ってくる頃には部屋が奇麗になっている。「掃除をしなければ。でも面倒」というイライラからも開放された。
 もらって嬉しいのはモノだけではない。「仕事ごころにスイッチを!」の著者、小阪祐司氏によると、人はたんにお金で働いているのではなく、人から感謝されたときにこそ、「快」を感じるという。
 人がやる気を出すのは、「自分の力で成し遂げたことが誰かのためにもなり、そのことに対して与えられたフィードバック」をもらったとき、つまり誰かにねぎらいの言葉をかけられたとき。氏はこのねぎらいを魂のご馳走と呼ぶ。
 どんなに大変なことでも成し遂げたときに「よく頑張ってくれたね」「君のおかげで助かったよ」などの一言によって、苦労は報われ、満ち足りた気持ちになり、また次へのモチベーションにつながるという。
 今年も残りわずか。家族、友人、職場など、自分を取り巻く環境を見直して、感謝の気持ちを伝えそびれていないか考えてみるのもよいのではないだろうか。「いつもありがとう」の一言が魂のご馳走となり、お互い幸せな気持ちのまま新年を迎えたい。
 読者の皆さま、いつもご購読いただき有難うございます。
 来年もよろしくお願いします。【下井庸子】

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