日系人リーダー訪日プログラム:東京と福島へ

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今年選ばれた10人の日系人リーダーたち

 日本国外務省と米日カウンシルは今年13回目となる「日系人リーダー訪日プログラム」(アイリーン・ヒラノ・イノウエ団長)を実施。訪日にさきがけ1月25日、選出された10人を迎え、小東京の全米日系人博物館で記者会見が行われた。
 同プログラムは、日系人と日本の友好関係の構築、日米間における日系人の役割の拡大、日系人リーダー同士のさらなるネットワークづくりを目的として2000年に設立された。
 選抜された日系人リーダーたちは、ニューヨーク、ワシントンDC、デンバー、サンフランシスコ、シアトル、ホノルル、ロサンゼルスなど全米各地でそれぞれの分野で活躍する10人で、日系コミュニティーの代表として日米関係の増進に意欲を示している。
 一行は3月8日から16日まで、東京と福島市を訪問。滞在中は、日本の代表らと経済、教育、環境問題などについて話し合い、日米関係の相互理解を深める。  
 また10日には、国際交流基金日米センターと米日カウンシル共催のもと、福島市でシンポジウムが開催され、代表のうち3人がパネリストとして参加。東日本大震災からの復興に向け、日米のパートナーシップに焦点をあてながら意見を交換する予定となっている。

日系人リーダーたちに日米の懸け橋としての活躍を期待するイノウエ団長

 あいさつにたったイノウエ団長は、これまでに150人以上のリーダーたちが同プログラムに参加したことに触れ、「参加者は帰国後、日本で吸収したことを各分野で生かし、日米関係や日系コミュニティーの発展に貢献している」と述べ、今年選出された10人にも今後、「日米の懸け橋としてさらなる活躍を期待したい」とエールを送った。
 イリノイ州シャンバーグのトーマス・ドゥーリー小学校で校長を務めるマリオン・フリーバス・フラマンさんは、福島市でのシンポジウムにパネリストとして参加する。母方の祖父が福島で農場を営んでおり、幼少のころ祖父のもとを訪れ、りんごや梨が実る農場で遊んだ楽しい思い出を今なお覚えているという。
 福島では「教育者として、震災が子どもや家庭環境に及ぼした影響などを知り、助けられることがあればいつでも力になりたい」と語った。
 今年訪日する10人は次の通り。(敬称略)  ジュリー・アズマ(ブックス社、社長兼創業者)、マリオン・フリーバス・フラマン(トーマス・ドゥーリー小学校校長)、マーティン・イグチ(ジョージタウン大学看護保健学部長兼教授)、ケンゾー・カワナベ(デービス・グラハム・アンド・スタッブス法律事務所パートナー)、エミリー・ムラセ(サンフランシスコ市女性の地位局長)、ヴァーン・ナイトウ(ナイトウ・コーポレーション副社長)、ケリー・オギルビー(Quemulus社創業者・会長兼COO)、エリック・タカハタ(ハワイ・ツーリズム・ジャパン社社長)、デービッド・ヤマハタ(ロサンゼルス市消防局本部副本部長)、エイミー・ヤマシロ(アーリントン郡公立学校データ・評価調整官)
【吉田純子】

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