若さの秘訣はバイリンガル?

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 2月に入りロサンゼルスの日系コミュニティーは新年会シーズン真っただ中。数多くの団体がメンバー同士の親睦を深めている。その代表者は多くの新年会に招待されるとあってこの時期は大忙し。仕事もかねてこうした新年会にお邪魔させて頂く機会が多いのだが、毎週末お会いする方々の姿も。みなさんとにかくタフでロサンゼルス中を駆け回っている。
 新年会でよく行われるのが80歳以上の高齢者への表彰式。団体各自で行っているところもあれば、県知事から祝状が送られてくる県人会もある。表彰される方々をみていると実年齢より10歳は若いと言っても過言ではないほど生き生きとしている方が多く、いつも驚かされる。
 会場では日英両語を使い積極的に運営に携わる元気な日本人、日系人の先輩方の姿をよく拝見する。80、90歳代が元気な日系社会では60、70歳代はまだまだ若造と言われてしまうのも妙にうなずける。
 日系社会には日英両語が話せる「バイリンガル」が多いが、近年こうしたバイリンガルの人は高齢になっても脳の働きが衰えにくいとする研究結果が数多く発表されている。
 英語だけを話す高齢者と幼少のころから2カ国語を話してきたバイリンガルの高齢者を対象に、頭の切り替えの速さをはかるテストを行ったところ、バイリンガルの方により素早い反応がみられたという。脳の活動に伴う血流反応を視覚化する磁気共鳴画像法で調べてみると、バイリンガルの高齢者の脳は若者と同じように活動し、英語だけを話す高齢者より少ない労力で効率的に脳が働いていることが分かった。
 もしかしたらこのことが元気な日系人の方々にも関連しているのかもしれない。第二言語の習得時期が遅かった場合の検証結果はまだ報告されていないというが、もし2カ国語を話すこと自体が脳の働きを衰えにくくするのであれば、いつまでも若々しさを保つためにもバイリンガルになっておくに越したことはない。先輩方を見ていてそう思う2月の新年会シーズンだ。【吉田純子】

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